ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

先に支払った税金があるか、まずは気づく事が大事

税務署から所得税の還付金振込通知が届きました。

 

基本、確定申告で所得の申告をすると、所得税額が決定して所得税を納付するもしくは控除により所得税額がゼロになるのですが、すでに支払っている所得税がある場合、還付金が発生する場合があります。

 

私の場合、配当所得にて源泉徴収されている部分があるので、その還付金となるわけですが、配当所得以外でも、例えば取引先の法人がこちらの売上に対する税金を支払っている場合等があれば、還付される可能性があります。

 

先日もブログに書きましたが、税金の仕組みを勉強することをお勧めします。特に新規就農を目指す人、独立自営をする人は生活に直結することなのです。
売上を多く上げれば、支払う税金なんて大したことのないものだと豪語する人もいますが、そういった人の話に耳を傾けないことが一番だと考えます。収入を増やすことも大切ですが、支出の管理が出来ていないと、手元に残る金額が大きく変わってくるからです。

 

大切なのは生活を守ること。それが出来て初めてやりたい事にお金を投資できるようになるのです。

 

税金は地域に還元されると言います。しかし、あなたにとって必要とすることに使われるかは分かりません。なので、税金を多く払うよりも、賢く節税をして、手元に残った資金で地域貢献をするほうが、あなたにとって有意義なお金の使い方になると思うのです。

 

話は戻って。販売した品物の明細の中に源泉徴収されている所得税はありませんか?ちょっとした引かれているものに気づけば、もしかしたら節税や還付につながるものになるやもしれません。

 

それでは。

フロントタイプのサンソワー、初使用

現時点でこのブログのPV数は73でした。まだ今日は終わっていないので、最終いくつまで伸びるのかは分かりませんが、最近またPV数が増えてきているのでありがたいことです。いつも見てくれている方、本当にありがとうございます。

 

今日は、来週定植予定のスイカ畑に肥料をまきました。

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ジャーン。秘密兵器です(笑)
というのは冗談で、前回の記事にも書いたサンソワーをフロントに装着したタイプになります。前回の記事でも触れましたが、ロータリー上部に取り付けていると、クボタのSL350では後輪とロータリーとの隙間が狭いので、ちょっとした土がタイヤにくっつくとその土がサンソワーの吐出口に引っかかり、吐出口が壊れてしまいます。

 

毎回使用するたびに壊れてしまうのと、吐出口がタイヤに何度も巻き込まれた衝撃でサンソワー本体を支えていたロッドが折れてしまうということがあったので、クボタに苦情を言ったのです。「サンソワーを選んだのはクボタが取り付けられるっていう話をしたから買ったんだよ。毎回壊れるのであれば、これじゃあ使えないよ。」っていう話をしたら、フロントタイプのアタッチメントを取り付けてくれました。
取付後、これが初めての使用となります。

 

二つの肥料を入れる箱があり、一つの箱に50Kgぐらい入るようです。肥料袋はだいたい一袋20Kgのものが多いので、二袋ずつ箱に入れます。

 

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こんな感じで。

 

ロータリー上部に取り付けていた時は、箱の高さを変えることが出来たので、地上にいても肥料を投入することが出来たのですが、フロントタイプの場合、箱の高さを変えることが出来ないので、軽トラの荷台に乗って、肥料を投入します。これが結構大変。

 

作業はだいたい3時間ぐらいで終了。計13袋の肥料を撒きました。

 

午後からサンソワーでは撒けない、油粕を背負の散布機で撒いたのですが、5袋で2時間掛かっていることを考えると、やはりサンソワーで撒いた方が若干早い感じはします。

今日は初めての使用だったので、速度を落としながらやったのと、途中地主さんがやってきて30分ほどおしゃべりをしていたので、そういった要素が無くなればもっと早く撒けたのかな?と思いました。

 

それでは。

大きい苗は寒さに弱いらしい

イカの定植準備で、ヘロヘロになりつつあります。
・・・ダメだなぁ。事業計画では今の9倍近くまで面積増やさないといけないのに、この程度でヘロヘロになってしまうとは。

 

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先日定植したスイカの苗です。かなりデカいです。
近所の人も言っていたのですが、あまり大きな苗だと良くないとの事です。

 

タキイの野菜 - タキイ種苗

 

タキイ種苗のページにも書いていますが、節間が長かったり、色が淡い感じだと低温に敏感に反応するようです。

 

去年の苗は、今年の苗の2/3ぐらいの大きさで、サイズはちょうど良かった感じがしました。(里親さんも昨年の苗については「いい苗だった」と言っていたので。)

トンネルの換気時期は、ちょっと気を付けて見ておいたほうがいいかもしれません。

 

ちなみに来週届く露地用スイカの苗も、かなり苗が成長してしまっているという噂を聞いています。どうも最近の天候が良すぎなので、苗の成長が早いとの事ですが・・・。

 

昨年の今頃は、スイカの定植に追われながら、トラクターの故障の対応でひぃひぃ言っていました。

 

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ロータリーの上部に株式会社ジョーニシのサンソワーV-R10Nを付けてもらったのですが、施肥しながら耕うん中に何度も吐出口がタイヤに引っかかってしまうのです。

 

クボタのSL350という新型のトラクターは、どうやらロータリーと後輪の間がものすごく狭くなっているようで、タイヤに土が付くと、タイヤについた土がサンソワーの吐出口に当り、そのままタイヤに巻き込まれるって感じです。たぶんトラクターの設計上、サンソワーは付けられない感じがしますね。もう少し後輪とロータリーの間が広ければ使えたのだと思いますが。

 

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何度も吐出口がタイヤに巻き込まれた結果、サンソワーを支えるロッドが折れてしまい、本体が倒れてしまいました。この時、サンソワーが倒れた勢いでバックランプカバーも破損したみたいです。

 

新車のはずなのに・・・何でここまで壊れるのかと・・・(汗)

 

独立就農する人は、新しい設備が入った時に、本当に正しく動くのか等のチェックをしたほうがいいかと思います。・・・が、補助金で購入した場合は、年度末とかに設備が入ってくるパターンになり易いのでチェックしている時間が無いのですよね。補助金の交付が2月とかになるので、もう作付準備をしなければいけない時期にバタバタと設備の納入をしなくてはいけない状況になるかと思います。国や行政が補助金の交付時期を早めてくれないと、こういったトラブルが起こりやすくなるのではないかと思うのです。

 

それでは。

収入がほとんどないのに税金が40万円近くになることもある

雨が降っています。今のうちに溜まった事務作業をやっていかなければ。

 

さて先日確定申告の勉強会を我が家でやったのですが、その関係で今年カレッジに入った研修生には絶対に伝えたい事を思い出してしまいました。それは「税金の勉強は自ら進んで行いなさい」ということ。

 

カレッジでも税金の講義はあります。三国税務署の人(たぶん滝川さん)が来て、一般的な税の話をしてくれるのですが、あくまでも一般的な税の話です。それ以上個別の案件に踏み込んだ話はしてくれません。講義の前に、税金で分からないことを前もって調べておいて、講義の時に質問するというのもいいのですが、税金に関する書籍やインターネットから情報を集めて、自分なりに勉強していくことが大切だと思います。そのうえで分からないことが出たら、税務署なり詳しい人に聞いてみたりするのがいいかと思います。

 

何故、「税金の勉強は自ら進んで行いなさい」という話を思い出したかというと、同じカレッジ卒業生で、税金の勉強をきちんとしていなかった為に、所得税+住民税で40万円近くの税金を納めなければいけなかった人がいたということです。カレッジ研修中はほぼ無職ですので、そんなにお金は入ってきません。補助金やカレッジの栽培研修で作った農産物を売ることで収入を得ていくという形にはなるのですが、それでも税金で40万円近くを納めなければいけないなんて、バカバカしいですよね。

 

特に独立営農していく場合は、就業と違って今後も自分でお金の管理をしていく必要が出てきます。自分の身は自分で守らなければ、誰も助けてはくれません。

 

 

新年度がスタートして4日立ちましたが、来年の確定申告で節税をして税金を少なく出来るか否かは、もうすでに始まっています。時間が経てばたつほど、出来る対策は減っていきますので、よーく考えてみてくださいね。

 

それでは。

トータルの作業時間で考えるべきか、それとも仕掛品の滞留時間で考えるべきか

昨日は一日スイカの定植をしていました。

 

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最初にトンネルを作ってから、定植時に風下側の裾だけをあけて定植。終わったらトンネルポリをかけて、土で固定していきます。

 

近所の人からも「何でそんな手間のかかることをしているのだ?」と聞かれます。定植後にトンネルを作っていけば定植前に裾をあける手間なんてなくなるので、トータルの作業時間を考えれば、近所の人の言う通りなのです。

 

ただ、工場の生産管理でも使う「仕掛品の滞留時間」を考えた場合の時間を考えると、先にトンネルを作ったほうが滞留時間は短くなります。

 

この場合だと、仕掛品はスイカの苗と仮定します。引き取った苗を出来るだけ早く定植してトンネルの中に納めれば、スイカの苗に与えるダメージは少なくなっていきます。
つまり引き取った苗を、ハウス等の一時置き場に滞留している時間が短ければ短いほど、良いと考えるのです。

 

ざっくりとした時間ですが、40本のスイカ畝を作るとき。定植(穴をあけ、薬を入れ、苗を入れて、土でかぶせるという工程)でだいたい1時間程度。トンネルを作る作業(支柱を立てて、トンネルポリをかぶせ、両側の裾に土をかけていく)にだいたい1時間半ぐらい(風が無ければ)かかります。
トンネルの片側をあけるのにだいたい10分。トンネルの片側に土をかぶせていくのに、だいたい40分

 

作業終了の基準は、定植してトンネルが完成した時。作業スタートとして考えるのはスイカ苗の滞留時間が発生した時とします。

 

トンネルを作っていない場合は、スイカの定植+トンネルの作成という工程があるので、合計2時間半かかることになり、それが単純にスイカ苗の滞留時間と仮定します。

トンネルを予め作った場合は、スイカの定植+片側の裾あけ+片側の裾を閉じ土をかけるという作業になるので、合計1時間50分となり、それをスイカ苗の滞留時間と仮定すると・・・やはりトンネルを予め作っていた方がスイカ苗には負担が少なく済む感じがします。
前日までのトンネル作成時間を含めたらトータル時間では3時間20分となってしまうのでトンネルを後から作ったほうが作業時間は短くなります。

 

また風があると、一人でトンネルを作るのが難しくなります。2人以上いれば作成することも可能ですが、一人で作業する場合は早く終わらせられる方法よりも、失敗しにくい方法を取る方が作業を進めやすいと考えます。

 

それでは。

今後の農業はどうなるのか、分からなくなっている

昨日のPVは90でした。今日は現時点で18・・・ものすごい差ですね。(笑)

 

昨日の勉強会の中で出た話ですが、今年度のカレッジ研修生は30人らしくて、ほぼ定員いっぱいの状態のようです。去年の今頃も、研修生は30人という某メディアの情報があり、おお~すごいじゃんと信じちゃいましたが、実際はほとんどいなかったというオチでした。今年は本当にたくさん研修生が集まったという話をあっちこっちから聞いているので、研修生が多いのは間違いないでしょう。・・・30人いるのかは分かりませんが。(笑)

 

今年の研修生の多くは福井県内の人ということで、県外から移住してきた人はそんなにいない感じのようです。今、不景気に入ったばかりですので、移住して農業よりも地元で・・・っていう考え方の人が多くなっているのかもしれませんね。

 

不景気がらみになりますが、少なくとも2~3年は農業をしたいという若者が増えると思います。リーマンショックの時もそうだったみたいだし、もっと遡ればバブルが弾けた時も農業を目指す若者が増えたと聞いています。こうやって世代交代の波が来るんでしょうね。

 

さて農業の今後はどうなるのか・・・。以前の職場は自動車メーカーで、親会社が農業に手を出していたものですから、「農業には将来性がある。だってト〇タがやりはじめたんだから。」という根拠がむちゃくちゃな話が飛び交っていました。実際に親会社は農業関係に投資をしていたので、そう思うのも無理はないのですが。

 

大きな流れでいうと、農業を支えている人の多くは高齢で、今後大部分が引退される可能性があるという点で、今から始めたらいいポジションを取りやすいというのと、農業は生産性という点で他の産業に比べたらまだ低いので、技術革新が進めば生産性を大きく向上できる可能性があるので、早めに始めていいポジションをとれれば将来性があるという2点があります。

しかし、日本の人口減少が思った以上に早く始まり、しかも減少ペースも加速度的になりつつあるといった話や、欧州などでGAPに代わる、SDGsに準じた形の規格みたいのが出来るのでは?といった話なんかを聞くと、日本の農業は今後も厳しい環境になってくるんじゃないかなって思うようになってきました。人口減少は特に痛いですね。人口の多さは生産力や消費力に直結するし、国際的な政治の発言力にも影響してくるからです。

 

農業をしたい人は、今後、日本の農業がどうなっていくのかというところで予測しにくく、難しい判断をしていくことが多くなるかと思います。「農業は将来性がある」といった話は、私の中では過去のものになりつつあり、今後どうなるのかさっぱり見当もつきません。
ただ、大きく儲けることが出来なくとも、確実に利益を出せるような経営って出来ると思いますので、どん欲に知識を得るようにしていくことが大切かと思います。

 

YouTubeで「農テラスチャンネル」というのがあるのですが、農業経営について勉強になるかと思います。カレッジ研修生の人は特に見ておいて損はないかと思います。

 

www.youtube.com

 

それでは。

新年度ですね

今日のPVは80を超えました。やはり刺激的なタイトルを付けるとPVは伸びるみたいです。

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先ほどまでカレッジ同期の友人が家に来てて、確定申告の勉強会をしていました。

 

就農一年目は、購入した設備をどう申告したらいいのか、結構悩んだりします。そんな時に近くに同期がいるとお互いに勉強出来るので、励みになったりします。

 

4月1日です。たぶんカレッジにも新しい人が増えていることでしょう。今年からカレッジに行かれる方は、是非とも仲の良い同期の友人を作ってくださいね。

 

また頼れる先輩や、農家さんとの交流も自らのスキルアップになったり、就農への手助けになったりします。是非とも、地域の人との交流を積極的に行ってくださいね。

 

・・・私は明日のスイカ圃場準備の為、早めに眠るとします。
おやすみなさい~。