大根の収穫が本格的になりました。
ちょっと右手首を痛めてしまいました。その為、指を使うような細かい作業がし難いので、更新の頻度が少し下がります。
また先日の落雷で、家のルーターが壊れてしまいました。スマホしかネットに繋ぐ手段が無いので、これも更新が減る要因になります。
それでは。
先ほど、運搬車を大根の圃場に運びました。本当は暗くなってから移動しようと思ったのです。周りは農道なのですが、昼間は意外と交通量があるので、暗くなってからのほうがいいかな?と思ったのですが、結構段差が多いので運搬車をひっくり返す可能性と思い、明るくなってからの移動となりました。
車で移動する分には数分なのですが、運搬車は軽トラに積めないので、歩いて移動するため、結局1時間かかりました。これ、やはり圃場が分散すると、収穫にだいぶ時間がかかりますね。
大根の場合、梨の剪定があるので、12月中旬ぐらいまでに大根の出荷を終わらせる必要があります。だいたい一列に400本大根があって、一畝に8列、畝数は4つあることから、大根の総本数は約12,800本。大根1本あたり約1.5Kgだから、全部で19,200Kg・・・ホンマかいな(笑)
加工用大根は一回に500Kgぐらい運びます。大根の総重量が上の計算どおりだとすると、約38回運搬します。12月中旬まで出荷するとすると荷受日は週に3日でだいたい8週間、ということは24回。・・・つまり1日に2回以上運搬する日がないと無理だということになります。
とすると、やはり大根はこれ以上増やすとおそらく出荷できないので2反ぐらいが限界なのかなって思ったりします。さらに運搬車の移動時間も考えると、2反以上のまとまった農地で大根を栽培する必要があるなぁとわかるのです。
それでは。
小林君の講談の中で出てた話の中で「独立就農をすると辞めるのが難しい」というのがあったので、少し考察です。
あまり気づいていない人もいるかもしれませんが、独立就農した人はいつか農業を辞める時が来ます。これはすべての人に言えることなのですが。
小林君の話の中では「独立就農すると辞める時に農機具の処分や土地の処分をする必要があるので難しい」とあったのですが、実は処分しない方法もあったりします。その代表的なやり方としては、死ぬまで農業をするっていうやり方。まぁ、この辺りは屁理屈なので聞き流してください。(笑)
あと別の人に継承するとか、タダ同然で譲るっていう方法もあるかなって思ったりもします。農機具なんか、海外へ持っていけば高く売れる可能性もありますよね。
補助金や助成金を使って就農した場合、何年間は農業をしなければいけないみたいな制約が付いてきます。詳しくは各補助金や助成金の内容を確認してみてください。そういう意味では辞めにくくなりますね。まぁ、夜逃げすればいいやんっていう話もあるんですけど。
小林君の話の通り、独立就農して補助金を使い設備投資をした場合、辞めにくくなるのは確かだと思います。なので、まだ今の仕事を辞めずに独立就農を考えている人は、今一度よく考えて行動してください。
すでに仕事を辞めてしまっている人は、思いっきり前に進むことをお勧めします。というか、前の仕事には戻れないので、選択肢としては①無職として生きる②別の仕事を探す③独立自営を目指すの3パターンぐらいしかないかなと思います。
独立就農を選ぶにしろ、雇用就業に選ぶにしろ、それぞれメリットとリスクがありますので、本当によく考えて選択してほしいと思います。
それでは。
梨が終わったので、次は大根が始まります。
出荷用の軽トラに、加工用大根の鉄コンを載せてもらいました。たしかこれ1枚で30~40Kgぐらいあったはずで、一人ではとても持ち上がりません。(笑)
フォークリフトやチェーンブロックなど、荷役出来る装置がないと積み下ろしが出来ないので、パレットは軽トラに積んだままで、大根を詰めていくことになります。
いちおう1トンまでのチェーンブロックを買って使おうとしたのですが、足場が不安定なのでうまく吊り上がらず、下手したら落ちる可能性があるので使用禁止としました。
やはりフォークリフトが必要になってくるのでしょうか。フォークリフト、買いたくないんだけどなぁ・・・床面がまっ平らでないところでのフォークリフトでの走行は、ものすごい恐怖を感じたのでやりたくないんですよね。でも、このあたりの農家さんは平気でものすごいスピードで走ってるし・・・。まぁ、私がいた前職が特殊だったので、フォークリフトに挟まれて死んだ人も見てきたし、そういうのがあるから恐怖を感じるんでしょうね。
そういえば私が前職を辞める前にリフトレス化計画が出ていたんですが、うまく行ったのでしょうか?うまく行けばフォークリフトを使用せずに積み荷の荷下ろし、運搬が出来るようになるので事故も減るし、フォークリフトの台数も減らせるのでものすごい効果が期待できるのですけど。まぁ、いいか。
なんとなく加工用大根の出荷までの作業イメージは出来ているのですが、実際にやってみないとうまく行くのか分からない部分もあったりして、結構ドキドキしますね。
とにかくやってみるしかありません。
それでは。
おかげさまで、今年の梨の収穫はすべて終わりました。
梨を買ってくれてくれた方や、手伝ってくれた方、本当にありがとうございました。
それでは。
個人的には雇用就業のほうがカレッジ研修中の時間の使い方が楽になると考えます。
ただし、雇用就業でもなかなか就職先が決まらない場合は、独立就農よりも前に進む感覚が無くなるので、ものすごく焦ると思います。
雇用就業のほうが楽だよと言いたいのもあるんですが、よくよく考えると雇用就業の場合、雇用する側の都合が関わってくるので、”この会社に入りたい!”思ってエントリーしても採用されない可能性だってあるんです。
じゃあ、カレッジの研修でしっかり学んで研修結果をアピール出来たらうまく行くのでは?と思う人がいるかもしれませんが、私が雇用する側でしたら、そんなの関係ないって思います。どちらかというと、年齢が若いか、体力があるか、PCが使えるか・・・っていうところを見たりしますね。あと見栄え。男前だったり、美人であれば、よほどどんくさくなければ、おそらく採用すると思います。
専門職は違いますよ、専門的なスキルがあるかを見ます。ただ農業関係で専門的なスキルを求めるところって、現場(圃場での仕事ね)仕事にはないと思うのです。
ここまでが最低ラインの基準で、あとはほかの人とどう違うのかをアピールできるか、ですね。一番いいのが、私を採用してくれたら御社にこういったメリットが出来ますよっていうアピールが出来ると最高です。
私の場合ですが、前の職場に転職したときのアピールとしては、プログラミング技術ですね。郵便局時代はロータス123でマクロを組んで、年賀状の販売在庫管理システム、あと県内のプログラムが出来る人が集まって作った局内資産の在庫管理システムなんかがあります。辞める前には貯金・保険でも使えそうな顧客管理DBを作ろうとしていましたが、分社化したのでやめました。(郵便事業で知りえた情報を貯金・保険へ転用してはいけないという法律?ルールが出来たので)
今はロータス123は使っていなくて、エクセルばかりなのですが、そこそこのマクロやプログラムを作ることが出来たりします。エクセルでのプログラミングは前職で独学で覚えましたね。なので、高度なプログラム言語のコンパイラが無くても、エクセルさえあれば、ちょっとしたDBも作れちゃいます。(複雑なものは無理かもしれませんが、勉強するつもりでやらせてもらえるのであれば挑戦します)
こういうことをアピールすることで、前の職場ではほかの人とは違う仕事を任されたりしました。例えば倉庫内の在庫管理システムや、部品の供給間違い管理システム、納期遅れ車両の進捗状況把握システム、フォークリフトメンテナンス管理システム・・・代表作はこんな感じかな?一部アクセスを使っているものもあるのですが、だいたいがエクセルで作っていますね。
雇用就業を目指している人は、他者と違う個性は何か?そういうところをアピールできると採用されるのではないかと思ったりします。
それでは。
雇用就業に向いている人は、っていうテーマで前回書いたので、今回は独立自営に向いている人は、ってことで書いておきます。
あくまでも私個人の考えなので間違っている場合もあるので、ふんわりと読んでもらえたらうれしいです。
雇用就業に向いている人はってところで、農業関連の話で書いていた部分もあるのですが、実は農業だけではなく多くの産業でも共通のことがいえると考えます。雇用就業についての考え方が農業以外でも共通するのであれば、独立就農も他の自営業と同じ共通する部分があるのではないかと感じる人もいるかもしれませんね。私は独立就農も独立自営も同じだと考えています。違う点としては、独立就農の場合は行政のフォローが結構しっかりしているので、独立しやすい点ですね。他の産業だと、すべて自分でやらなければいけないっていうことが多いので、独立までのハードルが高い感じがします。
私も独立をするのであれば農業だとハードルが低いと分析して、独立就農を選んだ節がありますね。
まぁ、そこは置いておいて。
雇用就業と独立就農の大きな違いは、誰からお金をもらうのかが違ってきます。雇用就業の場合は雇い主からお金をもらいますね。独立就農の場合はお客様からお金を頂きます。
【雇用就業の場合のお金の流れ】
雇い主
↓
サラリーマン
↓
支出
【独立就農(自営も含む)の場合のお金の流れ】
お客様(不特定多数)
↓
自営者
↓
支出
この違いって何か関係があるのか?と思うかもしれませんが、先の小林君の講談の中で出てた『人間関係』についてに深くかかわってきます。小林君の話だと人間関係が煩わしいと思う人だと独立就農したほうがよいっていう話だったのですが、実は逆で、独立就農した場合のほうが人間関係はより複雑化してて難しいのです。その要因となっているのが、『誰からお金をもらうのか』というところに関係してきます。
雇用されている場合は、雇用主からお金をもらうので、雇用主や上司といったお金に関わる人には頭を下げる必要があります。逆にお客様に対してはそんなに頭を下げる必要は無くなります。(雇用主や上司が見ていない範囲の話ね)
なので、この点から考えると、小林君の話の中でもあった通り、営業が苦手な人は雇用就業が向いているってことになりますね。
独立就農の場合、お客様からお金を頂きます。お客様とは不特定多数の人になる為、頭を下げなければいけないシーンは雇用就業とは比較にならないほど多いです。雇用就業だと特定の人だけに気を使っていれば何とかなるので、人間関係が苦手な人は雇用就業がお勧めになります。
なので、人間関係が得意な人や、私のように気にしないタイプは独立就農向けだと言えると思います。
次に経営的な話になるんですが、雇用就業の場合は手元のお金を増やすために、年収を上げていくことが大切になってきます。独立就農も手元のお金を増やすためには、売上を上げることが大切だと思う人が多いかもしれません。でも、私は違うと考えていて、大切なのはいかに固定費を抑えられるかなのです。経営の中での固定費は、種苗代であったり農薬・肥料代、地代、動力光熱費・・・いろいろあるのですが、忘れられがちなのが生活費。これらを抑えることが出来なければ、いくら売り上げが高くともお金を手元に残すことは出来ません。
とくに独立就農の場合、手元に残ったお金を投資してさらに次の売上を作っていく必要があるので、雇用就業と違って手元に残るお金の重要度がものすごく高いです。
雇用就業の場合は、もらったお金をそのまま使っても、次の給料日まで何とかなるのであれば生活が可能なのですけどね。独立就農の場合はそうはいきません。
なので、独立就農に向いている人はまとめるとこんな感じです。
って感じになります。雇用就業に向いている人と比較してもらえれば分かりますが、年齢関係ないのと、大きな特徴としては自らの努力次第で何とかなるかもというところです。雇用就業の場合は他者の影響が大きく、自らの決定権がほとんどないので、うまくいっているときはいいのですが、うまくいかないときはどうしようも出来ないという状態になります。逆に個人の能力があまり問われないので、楽と言えば楽なんですけどね。
それでは。