ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

質問をすることについて

私は結構質問をするほうかもしれない。分からないと思うことが多いからだ。ただ分からないことでも、興味のないことには質問しなかったりする。

あと分からな過ぎて、何を質問したらいいかという時も質問しない。興味のあることであれば、質問したい人の時間が空いた時に「少し時間をいただけませんか?」と言って、正直に質問をする。なぜそうするのかというと、質問の範囲が絞り切れていないので、質問をしたところで回答しにくいだろうから、相手が回答するのに相手の時間を奪ってしまうからだ。

質問にもいい質問とそうでない質問があるのだけど、まだ自分の中ではいい質問が出来ていないときがある。そうでない質問とは以下の通り。

①二者択一の質問
 Yes、Noだけで片付けられるような質問は相手の時間を奪わないという点ではいいかもしれないが、最善の回答が得られない可能性がある。回答者の能力が高い場合は、二者択一でも第三の答えを返す人もいるが、結構まれ。

②質問が長くなる
 相手の時間を奪うだけでなく、質問の本質が見えなくなるので、本当に欲しい回答を得られない。

③まったく調べていない(聞いていない)
 少し調べたらわかることや、話を聞いていなかったことにより分からなかったことを質問するのは、回答者に失礼となる。

④丸投げ
 最近はだいぶ気を付けているので、減ってきていると思うが、それでもたまに「どうしたらいいですか?」と丸投げの質問をすることがある。相手の時間を奪う質問になる。

⑤どうでもいい質問
 今、しなくてもいい質問だったり、質問の本質が見えない質問だったり。相手がどう回答しようか悩んでしまったり、どうでもいいような回答になってしまい、結局は時間を浪費してしまう。

⑥相手のメリットにならない質問
 これは、リベ大の動画から(笑)
 質問というのは、基本質問した人が分からないことに対して知識を得るためにやっているので、回答者はメリットにはならない。しかし、例えば質問を聞いた回答者が「いい質問」とか「それ、待っていました」といった質問は、回答者にとって非常にメリットがある。(池上さんが「いい質問ですね」というシーンがあるけど、まさにこれ)
 あと回答してくれる人に対して、最大限の敬意を払っているかどうか。回答してくれたら「ありがとうございます」とか、一言でいいからお礼が言えていないと、相手は回答したことに対して損した気分になってしまう。
 質問者は、相手から知識を得るだけでなく、相手が回答して良かったと思えるような質問が出来るようにならなければいけない。

話は変わって。
実績報告会の話になるけど(しつこい?)、新しく入ってきた研修生の人から「(何を)質問すればいいか分からない」と言われた。私も最初は質問が苦手だったけど、先輩から最強の質問を教えてもらっていたので、それを教えてあげた。質問が分からないときに使う質問として使うようになったこの質問は、どんな話にでも使える質問で、どうしても質問が出てこないときに使うのがおすすめ。

最強の質問とは「苦労したことは何ですか?」。他にも「タメになったこと(良かったこと)は何ですか?」とかもあるけど、苦労話というのは誰しも話をしたい内容なのだ。この質問は、たいていの人にとっておいしい質問となる。

ただ多用は厳禁。いくら万能といえども、毎回同じ質問をしていたらバレてしまうし、ありがたみがなくなる。質問が苦手な時に、質問をする楽しさを覚えるまでは使うようにして、質問が楽しくなってきたら本当の意味での質問が出来るようになればいいかと思う。