ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

時間の計算は難しい

単純なのだけど、意外と時間の計算は難しい。

分や秒は60進法。時間は24進法であったり、12進法であったり、10進法であったりする。ミリ秒に至っては、100進法だ。

 

これらの時間を合計するときに、一番小さい単位で合計できれば、計算しやすいのだけど、一番小さい単位で計算すると、とんでもない桁の数字になる。
少ない桁で合計を出そうとするならば、大きな単位になってくる。

エクセルの場合、時間の計算はちょっと変わっていて、1日を時間で割っている。つまり基準となる1は1日という意味で、時間は1/24、分は1/1440となる。秒以下は略します。(笑)

するととんでもない小数点以下の桁の数字が出てきて、エクセルでも計算できない。計算できない小数点以下の数字は、エクセルが勝手に切り上げたり、切り下げたりする。そこで結構誤差が発生してしまい、表面上同じ時間を求めているのに、求め方(計算式)が違うだけで、時間がずれたりする。

このことに気が付いたのは前の職場で、ライン上の製品の予想通過時間を計算させるプログラムを作った時だ。本当はメーンフレーム上で計算させればいいのだけど、計算に負荷がかかればラインコントロールに影響が出るかもしれないとのことで、あえてエクセルで作ったら、秒単位での誤差が多発してしまったのだ。

 

たかが秒単位と思うかもしれないけど、1日1000台以上の車両が完成し、その中の1台がたくさんの工程を通過しているところで誤差が累積されると、ひどい時には何時間という誤差が出てきたりする。ちょっと笑えなかった。

 

そこで誤差の原因を調べてみたら、エクセルの時間の計算が他の計算機と違うことがわかり、時間の計算ってかなり難しいことに気が付いたのだ。

 

kadonoyanasan.hatenablog.com

 

 

昨日公開した作業日誌エクセルも、実はとある部分で、時間が微妙に違ってくる。まぁ、大雑把な時間が把握できたらいいや程度なので、実は直していない。
ただこの誤差を見つけて、国や県が指摘してくることがあるかもしれないので、注意が必要だ。ちなみに私はその誤差で指摘された(笑)

ていうか、作業時間の分単位の誤差で何か問題が発生するのか?原単位を作りたいのであれば、要素作業ごとの単位時間を積み上げたほうが誤差は少なくなるが、それでも個人差で誤差はどうしても出てくる。

 

きっちりと時間を合わせたいのであれば、基準となる時間の単位を決め、それに合わせる場合の計算方法と端数の取り扱いも決めるべきだと思う。そうしなければ、絶対に数字は合わない。

 

それでは、この辺りで。