ちょうどキングコング西野さんのラジオを聞いていて、その中で「成功する方法は無限にあるけれど、確実に失敗するのはいくつかのパターンに決まっている。」という話がありました。まぁ、西野さんが話をしていたのは、エンタメに関することだと思うのですが、農業においても「成功は無限、失敗するのはいくつかのパターンに分かれる」というのはあると思います。
園芸カレッジで就農を目指して諦める人は毎年何人かいらっしゃいます。諦める理由はいろいろあるのですが、その中でも『お金』に関する理由で諦めるパターンがあります。
カレッジに入校するときに「自己資金はいくらありますか?」と聞かれます。そこで「ゼロ」と答える人もいれば、数千万用意しているというツワモノもいるでしょう。(私以外の人はどこまで自己資金として予算を組んでいたのかはわかりません。)
自己資金がゼロでも、ほんの少しでも実は就農出来ます(就農後、うまく行くかはわからないけど)。ただ、問題は借金があるのかどうか。
地元に家があり、その住宅ローンが残っているっていうレベルであれば、家や土地を売ることで相殺できる可能性があるので、問題は少ないですが、カードローンやリボ払い残高が多い人は、確実に就農は出来ません。仮に無理やり就農しても、すぐ生活に行き詰まることは間違いないです。
「お金」について、ずさんな管理しかできない人は、農業でも他の事業でもうまく行くことはないです。そういった人は、就業を目指して「お金」についての知識がついてから就農を目指した方がいいかと思うのです。