少し雨が降りました。今の時点ではまだそんなに気温が下がった感じはしません。
でも待望の雨です。ありがたいです。
さて、大根の種の話です。前回の話はこちら。
9月1日にようやく「耐病宮重」の種を返品することが出来ました。返品出来たのは、JAの指導員のおかげです。どう考えても注文書に書いていたら、(青果では出せない種があることを)知らない人なら発注してしまうということを分かってくれたみたいで、いろいろと根回しをしてくれました。本当にありがとうございます。
返品する前々日の飲み会の席でも話したのですが、これ、一歩間違えればたいへんな問題になります。製造業で言えば「下請法違反」で、最悪業務停止処分ものです。なんせ出荷出来ない(難しい)ものを出荷出来るものと同じ欄に書いて注文書を作成しているのですから、明らかに弱い立場である注文者に損害を与えるモノになります。
「何で(出荷出来るか)確かめなかったの?」とか「何で(作りやすさとか)聞かなかったの?」って、飲み会の席で言われましたが、私からしたら文章で書いているものをわざわざ確認するほうがおかしいと感じます。口頭で言われたら証拠が無いので確認することはありますが。
例えばの話、2種類の塩がお店においてあるとします。一つは食用でもう一つは工業用です。パッケージを見ただけではわかりません。そんな状態で塩を買う時に店員さんにわざわざ「この塩は食べられますか?」とか聞きますか?そういう話です。
買い物するときにすべての成分を確認する!っていうツワモノの人は、本当にごめんなさい。私が悪かったって言います(笑)しかし、ほとんどの人は成分をひとつずつ確認することはありません。お店を信用しているからです。まさか食べられないものは置いていないだろうと。
来年の注文書はどうなるかは分かりませんが、もしこれが理解出来ずに来年も同じ注文書を作ったら、私と同じようなことになる人が出るかもしれません。
ちゃんと理解して、来年の注文書に反映してくれたらいいのですが。(最悪備考欄に青果では出せませんとか、北潟の干しダイコン組合用ですとか書いているとまだ違います。)
それでは。