ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

三ツ星さんのネギのお手伝いに行きました

9/19、友人の内江さんから急遽仕事頼めないかという連絡が来ました。どうも三ツ星さんに急遽注文が入ったらしいのですが、人手が足りないということでお手伝いに行ってきました。

たぶん三ツ星さんは土曜日本来休みだったのだと思います。従業員の方は居なく、今回作業するのは三ツ星の冨田さんとヘルプでやって来た友人の内江さんと私、そして午後からはカレッジ卒業生の谷口さんも加わりました。

以前から三ツ星さんの作業を見たいとは思っていました。今回は従業員の方がいなかったので作業自体は見れなかったのですが、作業場を見て、実際に自分で作業することが出来ました。最新の設備を導入していると想像していたのですが、意外とシンプルな設備で作業されていたので、ちょっと驚いてしまいました。

葉切り根切り機が1台、皮むき機が2台、サイズ(重さ)で分別する機械が1台、袋詰めする機械が1台、ネギをは束する機械が1台・・・

ネギで大規模化する場合、ベストロボという葉切り根切り皮むきが出来る設備が必要だと言われている。三ツ星さんのところではその機械はなかった。

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最新のベストロボは、違うところがあるかもしれないけど、動画を見ている限りでは問題点がいくつかあって、皮をむく作業が自働化(皮むきの品質チェック・目視作業が必要)されていないというのと、葉切り根切りのスピードと皮をむくスピードがイコールではないというところ。

これ工場のライン作業とか、生産管理でラインの設計をした人なら分かると思うけど、タクトの違う工程や自働化出来ていない工程を同一ラインに組み込むときには、前後にバッファを設けないと処理能力が落ちてしまう。動画ではネギを投入する人と、ネギの皮をむき取り出す人、最低でも2人が必要。でも三ツ星さんのところでは、皮むき機と葉切り根切り機の間にはネギをためるバッファが存在するので、葉切り根切り作業をしている人がネギをある程度バッファにためれば、次工程の皮むきへ応援に入ることで処理能力を高めることが出来る。バッファが無くなりそうになれば、葉切り根切り作業に戻ればいい。

同じ2人必要でも、手待ちが少ないほうが断然処理能力は高くなる。そんなことを考えてしまった作業でした。

午前中、2時間でネギを収穫して、午後13~18時まで調整。目標の500Kgは達成出来たという話だから、皮むき工程まで100㎏/hの処理が出来るということ。あとは袋詰め・箱詰めをいかに効率よくするかが、リードタイムを短くできるカギになってくるなぁ。