ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

令和3年度のカレッジ研修生の募集が始まったようです

資金繰り表・・・ごめんなさい。気になる話題が多すぎて、脱線しまくりです。(汗)

令和3年度のカレッジ研修生の募集が始まったみたいです。

ふくい園芸カレッジ☆令和3年度新規就農コース研修生募集のお知らせ☆ 福井県で農業、独立就農を目指しませんか。 | 福井県ホームページ

 

たぶん全国のニュースなんかで話題になっていると思いますが、新型コロナウィルスによって金融機関の貸し渋りが発生しているので、この1~2年は自己資金無しに独立就農を目指すのはかなり大変です。年々、独立就農のハードルが上がってきているので、研修生になることを考えている人は、そうとう覚悟を持つ必要があります。

県外から移住し、独立就農を考えている人は、以下の点をもう一度考えてみてください。

1)福井県じゃなきゃダメなのか
 (他県でも同じような研修を行っているところがあります。福井県じゃなきゃダメな理由を明確に持っておかなければ、あとで迷いが生じます。)
2)福井県に移住後、就農し利益が出るまでの生活費が足りるのか
 (研修補助金を使ってもいいです。とにかく生活が出来るのかを、もう一度確認を)
3)どういった経営をしたいのかをイメージしておく
 (研修生になる前に「何が作りたい?」と作りたい作物を聞かれますが、作りたい作物を作っても経営が出来るとは限りません。作物よりも、どのような経営をしたいのかを考えて、その経営にあう作物を選ぶことが重要になります。経営がイメージしにくければ、YouTube等で勉強することが出来ます。)

・・・参考までに・・・農テラスチャンネル「農業のやり方は5つある」

www.youtube.com

この動画、ものすごく勉強になります。(勝手にリンク張りました、ごめんなさい。)

来年以降就農予定の研修生の多くが、今、準備段階で苦労しています。その多くが、経営ビジョンが出来ていないから、迷いが出てしまい、どうしたらいいのかが分からなくなるパターンです。また研修中に資金繰りが悪くなり、自己資金が無くなって独立就農を諦めるパターンもあります。

 

福井県で就農するメリットはいくつかあるのですが、一つは「作物を育てやすい環境」であること。
あと研修補助金福井県独自のものがあったりして、他県に比べると研修期間中は比較的生活がしやすいという側面もあります。

福井県のデメリットは、販路が少ないこと。また福井県独特の封建的な感じもあるので、(よそ者の)農地の確保が難しいというデメリットもあります。
(県の職員は「農地はたくさん余ってる」と言いますが、実際、空いている農地は農業に適さない土地がほとんどです。開墾する気でやるか、サポートしてくれる人を見つけて、いい土地を探してもらうかの2択になります。)

最近、独立就農を諦めて就業に方向を変えている研修生が多くなってきていると聞いています。年齢が若いのであればいいのですが、30代後半以降だと就業先も少なくなってきますし、何のためにカレッジへ来たのかが分からなくなります。そんな思いをする人が一人でも減ってくれることを祈っています。