ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

資金繰り表の作り方-その9-

前回の続きです。

 

kadonoyanasan.hatenablog.com

 共通経費の続きになります。

f:id:kadonoyanasan:20200923162540j:plain

補助事業等

今回も項目の説明をします。

 

・園芸産地補助事業
・小農具補助事業
私が申請した補助事業になります。園芸産地補助事業は農地や不動産を除く、設備の購入に充てる補助金で、小農具は文字通り小農具を購入するための補助金になります。
多くの研修生は園芸産地補助事業を利用するかと思いますが、中には水田で作物を育てる人もいるので、その場合違う補助事業を利用することになるかもしれません。自分が利用できる補助事業は何か、農林事務所の担当者と相談をしながら申請を進めてください。

小農具は県外から移住してきた人のみの補助事業になります。

福井県坂井市/新規就農者への支援について

各補助事業は、補助割合や上限額が違います。園芸産地は50%補助(市町で補助率が違います)、上限額はちょっと忘れましたが1.5千万円ぐらいだったと思います。(これも市町によって違うかもしれません)
小農具は補助率が50%で上限が50万円になります。

 

補助事業を使って物を購入する場合、対象に収まっている額を対象の欄に、収まらなかった額は対象外に入力します。
例えばですが、私の場合、設備等で総額10,642.5千円でしたが、補助額が1/2なので対象は4,837千円、対象外が5,805.5千円となります。
※千円以下の端数は対象外になります。
※税抜き価格で補助を申請しているので総額に対して1/2ではありません。

・消費税
課税事業者として税務署に申請していなければ必要がないかもしれません。
大きな設備等を買う場合、課税事業者として消費税を納める手続きを取っていれば、消費税の還付が受けられる場合もあります。またいずれ始まるインボイスで課税事業者になったほうが有利となる場合もあるかもしれませんので、消費税を納めることについて考えておく必要があります。

消費税は前年の預り金を税務署に納めるので、初年度はゼロになります。

・事業税
所得が290万円を超えてくると事業税を払うことになります。所得税と違い、青色申告特別控除が使えないので、注意が必要です。
これも消費税同様、前年の所得に対しての税金になりますので、初年度はゼロになります。

 

・その他
その他、支出がありそうなものを入れておきます。


・借入金
借金の返済額を入力します。
公庫で借りた場合、最大で5年間返済の猶予をしてもらえますが、初年から返済していく場合は入力していく必要があります。

それでは、この辺りで。