少し肌寒いです。
明後日ぐらいから大根の出荷準備に入ります。
さて、突然ですが熊の話です。
少し前までSNSで「熊を殺すのはよくない」という話がありました。山奥で静かに生活している熊を殺して絶滅させるというのは良くない事だと私も思います。しかし、人の生活エリアまでやって来た熊に対しては、人間社会の旨味を知ってしまった可能性があるので、山へ帰しても再びやってくる可能性があると思うのです。(山へ帰していいのかは、専門家の判断によると思いますが)
福井の熊もツキノワグマです。人を食う熊は北海道に生息するヒグマと思いがちですが、ツキノワグマも人の血肉の味を覚えたら、人を餌として認識します。
以前、滋賀で熊に襲われた人の報道を聞いたのですが、報道では両手を噛まれたとなっているけど、実際は”食われた”という噂話を聞いていて、表現として”噛まれた”と”食われた”では大きく印象が違うなぁ~と思ったのです。(本当に食われたのかは分かりません。ただ、加害の熊は射殺されたとの事。)
今は熊にとって、優しい環境になっています。”殺すのは良くない”とか、”餌が足りないなら増やせばよい”といったことで、野生の熊が人に手によって生きやすい環境にするのは、人のエゴだと私は思うのです。
大切なのは、熊が人里へ入らない・入りたくない環境を作ること。熊が不用意に人里へ下りないように柵を付けたり、熊が移動しにくいように山と人里の間の茂みを減らしたり、人里にある熊が好きな餌に対して見えないようにしたり。そして熊を捕獲・射殺出来る人が増えるように人を育てていくこと、熊や自然に対して真摯に向き合える人を育てていくことが、人と熊が共存していく為に必要ではないかと思うのです。
私もまだまだ勉強不足ですね。
それでは。