ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

新規就農者の平均所得が109万円という記事から見えること

(就農して10年目までの)新規就農者の平均所得が109万円という記事を見つけました。

 

www.businessinsider.jp

あくまで平均なので、1000万以上の所得のある新規就農者もいることから、中央値はたぶん50万円前後になってくるのではないかと思います。

ちなみにですが、私の場合、今年はマイナス150万円(補助金を入れて)ぐらいになる見込みです。

 

農業だけで生計を立てているのは24.5%で、新規就農者の3/4は農業以外の収入を得ないと生活するのが難しいことが見えてきます。

 

記事では、移住しての農業参入には3つの壁があるとあります。

1)高額な初期投資

2)住居の確保(貸してくれる空き家や賃貸物件が少ない)

3)農地の確保(農地を貸してくれない)

 

記事では3つの壁を文章で紹介してて、分かりにくかったので箇条書きにしてみました。すると3つの壁のうち、自分の努力次第で解決できるのは一つしかない事に気が付くかと思います。

 

自分の努力次第で解決できるのは、初期投資だけ・・・つまりお金の掛け方です。移住する前にどれだけ自己資金を用意できるかが最初の鍵で、次に出来ることと言えば、いかに初期投資を抑えられる計画を立てることが出来るかになります。

 

あとの2つの壁については、運次第。つまり、この2つの壁がクリアー出来なければ、有無を言わずに移住や農業を諦めるしかないということです。片方だけがクリアー出来ても、ダメです。もしクリアー出来なかったら、移住先を変えたほうがいいかと思います。

 

住居のみが確保できた場合で、どうしてもその土地に思い入れがあるのであれば、農業以外の仕事を探すこと。農業関連の法人に就業するのも一つの手だと思います。長い間、その土地に住み続ければ、もしかしたら農地を貸してくれるところが現れるかもしれません。

 

農業以外の収入は、農業所得だけで生活できるようになるまでは、必ず必要となります。一番手軽にできるのはアルバイトとかでしょうか。コンビニや農家さんのアルバイトでもいいかと思います。

 

次世代投資資金の対象者であれば、補助金が5年間交付されるので、それで生活するのも悪くはないかもしれません。ただ、交付期間が終わったら生活資金的にピンチになりますので、早い段階から農外所得を得る手段を作っておいたほうがいいかと思います。

 

それでは。