ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

補助金や助成金の記帳のタイミングは交付決定時

確定申告の準備のために、もう一度帳簿やら見直しているのですが、なんかおかしなところがいっぱい出てきてしまいました。もう少し早く分かっていたら、確定申告説明会の席で質問できたのに・・・。ちょっと失敗です。

 

確定申告説明会の後、同期の仲間との食事の席で、補助金助成金の記帳のタイミングについて、受給の時なのかそれとも交付決定の時なのかという話が出ました。
私は、YouTubeで確かそのような話の動画を見た記憶があって、その時は”どちらでもよい”という結論があった気がしたので、”どちらでもいいよ”って話をしたのですが、後で気になってもう一度調べてみたら、どうも「交付決定」の時に収入として記帳しなければいけないということが分かりました。本当にごめんなさい。

 

www.somu-lier.jp

 

ということで、交付決定時の帳簿への記帳方法ですが、こんな感じです。

 

f:id:kadonoyanasan:20210131000014j:plain

例えばですが、農業次世代投資資金1,500,000円の交付決定が4/1にあったとします。

その場合は、4/1に借方として未収金、貸方として雑収入として1,500,000円を計上します。

 

農業次世代投資資金は年度内に2回交付されますが、後期は年をまたぐので会計上は来期となります。

7/10に前期分である750,000円は、普通預金に振り込まれるとして、借方に普通預金、貸方に未収金として記入します。

残った未収金は、資産として来期に引き継がれます。

 

来期に後期分が振り込まれた場合は・・・

f:id:kadonoyanasan:20210131000909j:plain

未収金に残った750,000円を普通預金に振り込まれたという感じで記入することになります。

 

確定申告時には、後期分は貰っていなくとも、1,500,000円を雑収入として申告します。

 

カレッジでは教えてもらっていないので、もしかしたら研修生で間違った申告をしている人がいるかもしれません。ちょっとしたことですが、記帳するタイミングで課税対象額がガラッと変わることがあるので、注意が必要です。

 

ちなみにですが、研修中の農業次世代投資資金(準備型)ですが、交付決定通知書が出ません(もらっていないので)。交付申請書というものを、前期・後期に分けて提出するのですが、決定通知書が無く、知らないうちに通帳に振り込まれている感じです。なので、この場合はお金が振り込まれた時点で収入とみなしていいかと思うのです。(だって、いくら振り込まれるのかが分からないもの)

 

研修中の主な補助金で交付決定書があるのは、市町村と県が関わる補助金になります。国が関わるものに関しては、決定通知書が無い感じです。

就農後は、国からの補助金の窓口が県から市町村に変わりますので、交付決定書が発行されます。

 

それでは。