ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

お金や時間というより信用という問題

雨が降っています。圃場準備を進めたいのですが、なかなか思うようにいっていません。
苗が来る一週間前にはトンネルまで作りたかったのですが、だいぶ遅れています。苗が4月3日に来る予定なのですが、来週末も天気が悪い感じなので、苗が到着してもすぐに定植できる状況ではなさそうです。

 

さて、金曜日、久々に友人たちと飲みに行きました。
その中で、一番話題になった話が、私がJAの口座の残高をゼロにした話。そもそも口座にお金を入れないようにした大きな理由は、安値補填の負担金を明細や請求書が到着する前に勝手に口座から引き落とす行為があったので、金融機関として信用できないから口座の残高をゼロにしたのです。

 

法的にはサービスや品物を売る場合、何を売るのか、いつ決済するのか、決済方法は何か、金額はいくらなのかを利用者に対して提示しなければならないはずです。負担金という名であっても、取引の一種になるはずなので、予め提示をしてから利用者が納得して支払うというのが一般的な取引なのですが、一連の負担金については事前にそういった情報をJAは提示しませんでした。

 

負担金の金額がどうやって出たのかも分かりませんし、明細や請求書が送られてくる前に引き落とす行為はいまだに続いているので、自衛の為、残高をゼロにしています。

 

ところがです、飲み会の席では、私のこの行為について「おかしいだろう」という話が出ました。何故かというと、運転資金を公庫や信連から借りているはずなので、勝手に引き落とされても残高不足になることはないという話です。

 

いやいや、そういう問題じゃないでしょ・・・と、私は思ったのですが、みんなは理解出来ないようで、じゃあ、JAの口座から引き落とさなければいけないものがあった場合、わざわざ資金を移した口座から移動させるのか?という問いに、そりゃ当然でしょ、今はオンライン予約決済が出来るので、明細や請求書が送られてきた時点で振込予約すれば忘れることもない、手間もほとんどかからない。しかし、そのオンライン決済自体が無駄では?とか、もう訳わからない話になってしまいました。(笑)

 

友人たちも途中から話が何故かまとまらないことに何となく気づいた感じですが、そもそも、取引の原則を守っていないJAの行為を正当化するにはあまりにも矛盾が多いので、無理やり正当化させるには感情論(自分はこう思うとか、公庫や信連から良く思われないとか)を入れなければ正当化っぽくならないはずなのです。論理的に矛盾があることに気が付かなければいけません。

 

公庫や信連から何故口座の残高をゼロにしたのかという問合せがあった場合には、こういういきさつでゼロにしています、という説明はします。またそのきっかけとなった座談会での話や証拠となるものはすべて保存していますので、法的な話になるようであれば、弁護士さんと相談しながら対応していくつもりです。

 

つまり、お金や時間の問題ではなく、信用の問題なのですよ。
私が持つJAに対する信用・安心感が回復できなければ、口座にお金を戻すことはことはあり得ないです。ただ、これによって被る不利益に対しては仕方のないことだと思います。仮に公庫や信連がお金を返せという話になれば、設備を売却して、農業をやめるという選択肢も出てくるかと思います。(設備を売却しても、返済額が足りないかもしれませんが)
またJAが農産物の引き取りを拒否したり、個人的に不利益になるようなことが分かった時には、それも離農するためのフラグになるのではないかと思っています。

 

それだけの話なのです。

 

それでは。