ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

ワクチンを打たせないように仕向ける発言が多くなっている気がする

今日までで、着果したスイカの玉数をJAに報告することになります。
今でだいたい1,200玉。株数が500株で一株当たり3玉未満なのですが、実際は全く着果出来ていないスイカが多いので、一株に5~6玉ついている株もあったりします。あまり着果数を増やすと株に負担をかけてしまい、途中で弱ったり病気になる恐れがあるのでよろしくはないのですが。

 

さて、先週、Facebookにて、ちょっと感情的になってしまいました。

新型コロナワクチンの打つ、打たないのアンケートがあって、そこのコメント欄に「国産の安全なワクチンが年内に供給されるので慌てて接種する必要がない」とか「ワクチンよりも免疫力を高めるほうが良い」とか書いてあって、おぃおぃ、それって本当に正しい情報なの?ということで、厚生労働省のページや最近のネットニュースの記事を調べて、その結果を書き込みました。

 

結論を言うと両方とも不確かな情報で、国産のワクチンについては塩野義製薬が年内にも供給できる準備が出来ているという記事はあるのですが、まだ承認が下りていないので年内に供給できるかは現時点では未確定。

news.yahoo.co.jp

 

ニュース記事のコメント欄には塩野義のワクチンが出るまで待つ人が多い感じですが、もし承認が下りなければどうするんだろう?と個人的には思います。また世界中でワクチン接種が進む中、日本は接種が遅れているとされる国の一つです。接種が遅れているということは、経済活動も制限されるので、その状態でもいいんだろうか?と思ったりもします。

 

つぎにワクチンよりも免疫力を高めたほうが良いという話なのですが、厚生労働省のQ&Aページを見てみてください。

 

www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp

 

書いてあるとおり免疫力の定義が結構あいまいなのです。なので、免疫力(定義が不確)がワクチンに勝ることはないと思われます。またワクチンよりも免疫力が勝っているとしたら、今頃コロナは収束しているはずです。だって、ワクチンと違って一人一人の改善でできるお手軽な方法なのですから。

 

で、話を元に戻しますが、コメントを書き込んだ人に「免疫力を高める方法とは?」と聞いてみると、以下のリンクを紹介してくれました。

symptoms.genkiweb.jp

 

読むと確かに免疫力を高めれば感染症に対して有効のように感じます。ただ、厚生労働省のQ&Aでは、食事や生活習慣の改善で感染症対策は難しいとあります。

つまり言っていることが真逆なのですが、もっと細かくみると、免疫力を高める方法を書いたページは一般的な免疫力を高める方法ということに対して書いていて、新型コロナに対して有効であるとは書いていません。ということは、免疫力を高める行為と新型コロナに対して有効であるかどうかはまた別の話だということが分かるのです。

 

なので、私としては免疫力が高まってもコロナに有効ではないのではないかと推測するし、有効であると判断するのは難しいと思うのです。

 

そういう話をコメントで書くと、「治験が終わっていないワクチンを打つのはどうかと思う」と返ってきたので、ここでちょっと感情的になったという感じです。

 

今回の新型コロナワクチンの多くは通常の手続きを簡略して世に出てきています。治験もある程度しかしていないので、本当に安全なのか?というところは私も疑問を持つし、多くの人が「よくわからないワクチンなので怖い。なので打たない。」と判断するのも理解できます。

 

しかし、「治験が終わっていないワクチンを打つのはどうかと思う」と「ワクチンよりも免疫力を高めたほうが良い」とか、話が全然違うと感じるのです。「治験が終わっていないワクチンを打つのはどうかと思う」というのは個人的な考えであって、そのうえで「ワクチンよりも免疫力を高めたほうが良い」という発言は、あきらかに多くの人がワクチンを打たないように仕向けるためについた詭弁でしょう。

 

未知のワクチンに対して恐れを抱いて打たないと個人で判断するには別に問題はないと思います。例えば「治験が済んでいないワクチンなので怖いので打ちません」とかだと話が分かります。ただ、ワクチンを打たせないようにするためにおかしな情報を流すのだけはやめてほしいと感じるのです。例えば「治験が済んでいないワクチンなので安全性に問題があるから打たないほうがいいです」は完全に誤った情報です。もしこのような発言をするのであれば、安全性に問題がることを証明したうえで話をするのであれば理解できます。(個人の考えで留めているのか、それとも広く一般的な情報として拡散しようとしているのか)

 

ちゃんとした情報として流さないといけないのは、ワクチンを打つことによってどれだけの効果が出たのかということと、どういった副反応や不具合が出たのかというところ。そしてそういった情報はちゃんとしたところが発信するべきで、個人が発信しちゃだめだと思うのです。もし発信するのであれば、引用というかたちで「こういう話もありますよ」と出所を明確にする必要があると思うのです。

 

最近、ワクチン反対派というかワクチンを打たせないようにしようとしている発言が多くなっている気がします。たぶん炎上狙いなのでしょう。ワクチン接種が進む中においては、効果とデメリットを知ったうえで、自ら打つ打たないの判断をするべきだと私は思うのです。

 

とりあえず思うことをつらつらと書きました。