ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

YouTube上のカレッジの紹介動画を見て

変な時間に起きてしまいました。

 

先週、Facebookにて友人が、ふくい園芸カレッジを紹介したYouTubeがあるよって投稿していたので、見てみました。

 

https://www.youtube.com/watch?v=OoXduWuOQs4&t=3s

 

最近YouTube上でよく見かけるユーチューバーの方の動画なのですが、以前、福井県が作成したふくい園芸カレッジの紹介動画と似ていて(違うところはユーチューバーが進行しているという点)、あ~たぶん県や行政から動画の内容についていろいろ言われたんだろうなぁと思ったりしました。
内容的には、福井県が作成したのとほとんど変わらないので、カレッジを紹介するっていう点においてはいいのかなって思ったりします。

 

気になった点は、サムネイルの定着率80%以上という数字。たぶんカレッジ卒業生で福井県で農業に従事している人の話をしているのだと思いますが、この数字も県外出身者のみで考えるのか、独立経営をしている人のみで考えるのかで、大きく変わってきます。カレッジ卒業生全体の定着率とするならば80%は超えていると思います。最近は県内の人が増えていますし、独立経営ではなく雇用就農を選択する人が増えているからです。

 

私が卒業したころが、たしかカレッジネットワークの会で連絡が取れる卒業生が全体の70%強ぐらいと聞いたことがあります。あとは音信不通といった感じです。

私の世代ぐらいから、研修生がかなり増えてきたので、就農して2~3年ぐらいの人だとまだ連絡が取れる人が多いのではないかな?と思います。(それでも連絡が取れない人は何人かいるみたいですが)

 

個人的には、私が通っていたころのカレッジのシステムはいいシステムだと思っています。ただ、今研修に行っている研修生の人から話を聞く限りでは、だいぶ自由度が減ったので、自ら考えて行動するというより、与えられたカリキュラムに沿って研修を行うっていう感じになっているみたいです。まぁ、それは国の補助金を得るためには教育機関として認められなければいけないので、カレッジが悪いというより国の施策がそうさせてしまっているっていう感じですね。

 

研修期間中はハウス一棟借りられるのですが(研修生が少ないと2棟以上借りられた時代もありましたが)、作ってもよい作物っていうのは、ある程度決まっていて、変わったものを作ろうとしたら、駄目だといわれることが多いようです。昔、ハウスでハーブを植えた研修生がいたらしいですが、後始末がうまく出来なくて、ハーブを完全に取り除くまでしばらくハウスが使えない事態になったという話を聞いたこともあるので、そういった点もあることから、ハウスで作ってもよい作物とかはある程度決まっていたりします。

 

今思えば、ふくい園芸カレッジって、ある程度農業知識のある人(家庭菜園でもいいです)が行くと楽しいのかもしれません。私のように全く農業の知識がない人は、職業訓練とか農業研修所とかで学んでもいいかと思います。
どちらかというと研修内容よりも、就農後、どうありたいのかで研修先を選ぶほうが正しいと思います。

 

ふくい園芸カレッジで学ぶ場合は、福井県内で就農するもしくは雇用されることを望んでいて、就農する場合は農地の確保があらかじめ出来る人が望ましいのではないかと思います。他県の研修機関では、民間と協力して、研修後農地を分けてもらえる(探してもらえる)ところもあったりするので、就農を目指すのであれば就農までのプロセスが楽なところに行くほうがいいかと思ったりします。(カレッジも農地と人、住居以外は就農までのプロセスは比較的楽なほうだと思います。)

 

福井県でも嶺南の「かみなか農楽舎」さんなんか、素晴らしい感じがしますね。・・・中に入ったことがないので、実際はどうかはわかりませんが。(汗)

 

nouson-kaminaka.com

 

それでは。