ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

久しぶりに友人たちと飲みました

おはようございます、今日は遅めに起きてしまいました。

 

昨日は久しぶりに友人たちと飲んでいました。友人の思い人が近々結婚するということで、残念会と称して集まったのです。まぁ、その話についてはほとんどしなかったのですけどね。

 

最近どうしている?とか、近況報告みたいな話が多かったのですが、気になった話について少しだけ書いておきます。

 

・例の園芸カレッジ紹介のYouTubeについて

これ、結構知っている人が多くて、みんな見てたんだなぁっていう印象でした。ただ、あの動画を見て、勘違いしてカレッジに来る人は増えるだろうなぁという話が多かったです。

 

一番心配しているのは、カレッジに入れば就農しやすい(定着率80%強)しやすいし、就農後も、ばっちし稼げるっていう印象を与えていること。今、坂井市の丘陵地においては、空いている土地は少なく、新規就農しても土地が確保しにくいっていう状況です。農業においては土地がなければ作物は作れません。

 

本当に空いている土地はないのか?というと、厳密にいえばあります。ただ、農地として農業が出来る状態の土地がほとんどないということです。何年も耕作放棄地としてほったらかしになって、草が生えまくりのジャングルになっていることろが多いのです。

 

こういった土地を借りて農業をする場合、まともに農作物が取れるようになるまでには数年かかる可能性があります。下手をしたら、土の中に車のタイヤや粗大ごみが埋まっていて、撤去するだけで数百万という資金が必要になるところもあるのです。

とてもじゃないですが、新規就農者には荷が重すぎます。

 

かといって、既存の大規模農家がそう言った土地を借るかと言えば、借りません。こういった荒れた耕作放棄地は新規就農者が入ることによって復活させ、うまく作物が取れるようになればいいのですが、出来なかったらその新規就農者はフェードアウトしていくことになります。

 

また、既存の大規模農家は地域の新しい担い手を育てる気はないように感じます。たいていの大規模農家は、次の世代の後継者(子供)がいるので、その人が後を継げればそれでよしという雰囲気のように感じます。そうなれば地域としてはその大規模農家しか生き残れない状況になることは明白なので、地域経済も徐々に下火になっていくんじゃないかと思います。

 

と、大規模農家が悪いという感じで書いてしまいましたが、どちらかというと大規模農家というより行政のほったらかし政策が状況を悪化させていて、大規模も育てる、でも新規就農者も受け入れたいというどっちつかずの状態が、個人的にはマズいと思います。今は新規就農者の受け入れを止めて、一人でも多く、不幸になる人を減らすことが大切なんじゃないかと思ったりします。

 

・・・砂丘地については状況はわかりません。

 

・白ネギはもうかる?

白ネギは機械化しやすい作物なので、土地と人の確保さえできれば大規模化しやすいです。先ほどの動画の中でも研修生が白ネギをメインに就農したいという話をしていましたが、大規模化しやすいので自然と売り上げは大きくなります。

 

ただ間違ってはいけないのは、機械化で大規模化をしていくので、たくさん設備投資が必要になります。となると自然と出ていくお金の額も大きくなります。売り上げは確かに大きくなりますが、経費もそれに合わせて膨らみますので、そのバランスが理解できなければ、白ネギをやっても儲かるどころか、手元にお金がないという状態に陥りやすいです。

 

農業者の感覚で白ネギをやると失敗すると感じます。経営者としての視点をいかにつけていくかがカギとなります。なので、YouTube動画としては、農テラスチャンネルが一番勉強になるのではないかと、個人的には思います。

 

www.youtube.com

 

とりあえずここまで。

暑くなって体が動けない感じになったら、早めに休みたいと思います。昨日の暑さは本当にやばかった。

 

それでは。