ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

時間の縛りがあるのだから

結構風が強いですね。すぐにおとなしくなると思ったのですが、なかなか風がおさまる気配がしません。

 

さて、長田さんとこでアルバイトをしている人の話の中で、労働時間についてちらっと雑談しました。

 

農家は基本、毎日決まった時間を働いているわけではなく、ひどい時は夜なべ仕事も平気でやらなければいけないことがあります。これがアルバイトであったり、従業員であると労基法等の法律の縛りにより、一日の労働時間っていうのが決められていて、それを超える労働については原則禁止で、例外として労使双方が合意した場合、割増賃金を支払うことで働くことが出来たりします。まぁ、ざっくりとなんで細かいところは違うかもしれませんが。

 

アルバイトとして農家で働く場合は、その法律の縛りがあるので、時間が来たら仕事は終わりってことになるのですが、独立就農をした場合はそういった縛りがないので、そのギャップを考えておかないとつらいかもしれません。

 

また園芸カレッジで模擬研修としてハウスや露地で作物を育てる場合も、作業できる時間が決められているみたいです。私の時は決まっていなかったので、夜の0時から懐中電灯片手に収穫・・・っていうことをしていたのですが、今は出来ないみたいですね。

 

夜も働かなければ収穫が間に合わないよ!っていうカレッジ研修生もいるかもしれませんが、最初から作業できる時間が決まっているのであれば、それに合わせた量しか作らないっていうことを考えてやるとうまく行くと思います。ただ、これが結構難しくて、実際に農作業をやった人でないと、どこまで出来るのかが分からなかったりします。

 

なので、収穫が間に合わない部分については勉強として考えて、次に間に合うようにするにはどうするべきかを考えてやればいいのかな?なんて思ったりします。(たとえば友達に収穫を手伝ってもらうっていうのもアリですね。)

間違っても研修中、出来るだけ多く収穫して儲けたいから、無理してでも収穫するっていうのだけはやめたほうがいいかと思います。個人的には研修中は儲けに行く期間ではなく、どうやったらうまく行くだろうか?と考える期間だと思いますので。

私の時は、研修中、農家さん並みに大量に作って、時間関係なく作業して収入を増やすっていうことが出来ました(私はやりませんでしたけど)。今は作業時間の縛りがあるので、その縛りの中でどうやって収入が最大化できるかを考えるのが研修になるかと思います。

 

時間の縛りがある分、作業がやりにくくなるのはありますが、同じ時間でいかに無駄をなくすかということを考えるきっかけになると思うので、これはこれで勉強になると思います。とはいえ、ほかの農家さんを見てしまうと「農家さんは時間関係なく働いてる!」ってなってしまって、時間内に仕事を収めるっていう方法を考える勉強であるっていうことが見えなくなっちゃうのですが。

 

それでは。