人脈を活かすって、私、苦手なのだと思います。なので、自己完結してしまうことが多いのです。人に頼れば、もっと楽にいけることもあるんでしょうが、頼った相手が果たしてやってくれるかどうかは分からないというところで、それだったら自分でやってしまおうっていう発想になってしまうのかなって思ったりもします。
昔から人脈をあまり作らないほうだったので、人脈があったほうがいいのかがよく分からないのですが。
以前の会社で、エクセルでプログラムが組めるってことで結構かわいがってくれた上司がいて、その上司が定年退職後、物流会社の役員になったのです。その時、私がエクセルでプログラムを組んでいることを思い出して、その物流会社のレーン管理をエクセルで出来ないかって相談を受けたことがありました。レーン管理とは、少ない荷下ろし場でも効率的に荷下ろしが出来るように、輸送便ごとの各レーンの滞留時間配分を計算するものです。だいたい輸送便が200ぐらいあってそれが毎日やってくるのと、レーンは10しかないのでどうやったらバッティングを起こさず効率よく荷下ろしできるかの計算を人の手ですると約1か月かかるらしく、それを自動化出来たらいいなぁということで作ってほしいという依頼をしてきたのです。
もともとベースとなるプログラムを持っていたので、作成にはそんなに時間はかかりませんでした。要望を織り込んでいくことで、その物流会社専用のレーン管理プログラムが出来たのです。
まぁ、それはおいといて。で、プログラムは一度作ったらそれでおしまいっていうわけではなく、こうしてほしいとかいう要望が出たり、ここの修正できないかといった改善意見が出たりして、メンテナンスが必要になってきます。要望があるたびにプログラムの修正をしてきました。
そんな時、元上司が役員を退くということで、私を次の担当者と引き合わせました。元上司としては今後もフォローしてほしいっていう思惑があったのでしょう。ただ次の担当者は私に要望をすることはありませんでした。おそらくですがエクセルで作ったプログラムですので、ある程度プログラムになじんでいる人がいれば簡単に修正が出来るというのがあるので、私は必要ないと思ったのかもしれません。
元上司は私と次の担当者の繋がりを作ろうとしたのですが、当人たちがその気でない場合はあっさりと無くなってしまいます。ただ必要と思うことがあれば、第三者の繋ぎが無くても繋がるわけで、意外と人脈って意識しなくても自然に作れるものではないかなんて思ったりするのです。
それでは。