寒いですね。昨日から鼻水が止まらなくて。もしかしたら風邪かな?
一昨日、温泉に言って湯冷めしたんだろうか・・・しばらくは無理しちゃダメっぽいですね。
さて、梨園の新規整備等に関するアンケート用紙が来ました。以前、梨組合の寄合いで話が出ていたアンケートになります。
今、この丘陵地に空いている農地はほとんどないので、梨の新団地を作るのは無理だろうなぁと思っています。もう2,3年早ければ違っていたかもしれません。去年と今年で、ほとんどの農地がネギに置き換わっているので、今からまとまった農地を探しても見つからないでしょう。
今は梨よりもネギのほうが反当たりの売上が高いと思います。また経費もネギのほうが少なくて済みます。ネギで問題になるのは初期投資ですね。あと連作障害かな。
感覚的にですが、ネギの生産量はものすごく上がっていると感じるのですけど、実際は減っているそうで、ネギの価格が下がるっていうことはなかなか少ないのかなと思います。梨を辞めてネギに切り替える農家さんもいるので、梨離れは今後も加速していくんじゃないかなと思ったりします。
ネギ農家が増えたら、おそらくですがその地域の農業は衰退していくと思っています。これはアメリカの多くの地域で起こっている現象で、一握りの勝ち組農家によって地域経済が低下するみたいです。おそらくですがそういった地域では本来農業が主幹産業であるのにもかかわらず、勝ち組農家しか生きられない経済圏になるので、それ以外の農家は離農してその地域を離れていくのではないかと思ったりします。
さらに働く人は地域外から来る人が多くなるので、農村の維持管理が難しくなり、やがて人が減っていくという悪循環になりやすいのでは?と思ったりします。
このあたりの変化はすでに起きていて、一番分かりやすいのが地域の草刈りですね。
本来ならば、農家が農地周辺の草刈りをしていかなければいけないのですが、農業をしていない人も草刈りに参加しないと回らないっていう状況です。昔は農地の面積当たりで負担が決まっていたらしいですが、今は住民の世帯割になっているので、農地を多く持っている人の負担率がかなり低くなっています。また地域外から来ている法人なんかは、そもそも草刈りには参加しないので、負担率はゼロになってきますね。まぁ、その分お金を貰っているのかもしれませんが、ちょっとそのあたりもおかしいなぁって感じもしています。まぁ、いいか。
話は変わるのですが、以前勤めていた会社は、社員を使って頻繁に地域の草刈りに参加していましたね。あと掃除や夏祭りイベントも協力していたりして。力があるものが地域とのかかわりあいに積極的になるのが、本来の強者であるし、そうあるべきなんじゃないかなぁなんて思ったりします。そいうった取組みは農業ではあまり見られないのが残念ですね。やっている法人さんもいますが、ごくわずかのような感じもします。
アンケートで「空き農地が不足しています」っていう文言には、ちょっと笑ってしまった。なーんだ、農林事務所もちゃんと認識してるやん。だったら新規就農者の受け入れ方もちゃんと考えてあげないと。カレッジでいくら栽培技術を学んでも農地がなければ、就農できないことを教えていかないと不幸になる人が増えるだけだと思うんですけど、違いますかね?
それでは。