ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

『農地がない』をうだうだとしゃべる

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

アベプラの年末SPを見ながら、『農地がない』っていう話を振り返ってみました。

 

坂井北部丘陵地での空き農地って、ほぼ長期間耕作放棄地になっているところが多く、農地として使うには、かなりの資金が必要になってきます。いきなり農業が出来るような土地の大部分は、法人なり大規模農家がすでに抑えているので、その中で新規で入ろうと思えば、かなり難しいです。そういう状況なので『農地がない』っていう話になってきます。

 

でも、この話って坂井北部丘陵地だけでなく、農業が基幹産業で、ある程度人口のある都市であればどこにでもある話だと思ってて、逆に人口が少ない山間部や、莫大な農地のあるところ、例えば北海道とかだと、農地がないっていう問題が少ないかなって感じもします。ただ、これは本当に農地があるのかっていう話ではなく、実は周りにライバルがいないので、農地として使えない土地でもライバルがいないから生き残れるよねっていう感じもあるのかな?って思ったりもします。

 

ライバルが少ないのは生き残りやすいのですが、逆にうまく軌道に乗れなくて自滅をしてしまうっていうリスクもあるのかな?なんていうことも考えたりもします。

 

個人的には、農地がなかなか見つからないっていう現状を知っているので、農地が借りられなくて就農出来ないとか、就農出来ても面積が少ないから利益が出ないとか、そういった不幸になる人を減らしたいっていう思いもあるのですが、逆の見方をすれば、不幸な人が増えることで、私の話が正しかったっていうことが証明できるのかなって思ったりもします。まぁ、このブログを見ている人は少ないので、これからもたくさん就農希望者が増えるだろうなぁって思いますけど。

 

個人的には、新規就農者の受入れをやめて、今、拡大路線をとっている法人や農家をさらにでっかくしたほうが、加速的に地域経済が崩壊するので、いいんじゃないかと思ったりします。法人さんや大規模農家さんが頑張ることで、多くの農家さんが離農しやすくなりますし。生産性が上がり人が減ることで、仕事も減ってきますので、じゃあ、仕事もないし人口の多い地域へ移住していくわっていう人も加速していくんじゃないかなぁと。まぁ、今まで通り新規就農者を受け入れていても、法人や大規模農家の拡大はとまらないと思いますので、緩やかに地域経済は失速していくんじゃないかなぁとは思います。でも、競艇があるんで、大丈夫かな?

 

ネギ農家さんの拡大は、どこまで広がったらネギの価格が下がるんだろうか?って個人的にはワクワクしながら見ています。YouTubeのネギ農家さんで「そろそろ価格が下がるかも」って話をしていましたが、ネギの価格が下がるかもっていう話は毎年あるので、まだ大丈夫なんじゃないかと思ったりします。「20年ぐらい前に長ネギが5Kgで2~300円になったことがあり、その時に大量のネギ農家さんが辞めた」って話もYouTube上であったのですが、おそらく周期的に大暴落するときがあって、その時に辞める農家さんが増えるのかな?なんて思ったりします。まぁ、ネギだけでなく、すいかも大暴落するときがあるので、大暴落しても続けられる体力と精神力をつけていくことが大切なんじゃないかなって思ったりします。

 

さて、だいぶ酔いが回ってきたところで、そろそろ寝ます。

おやすみなさい。