ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

農業と生活で共通する経費で生活費を抑えていく

前回のブログで、売上を上げるよりも経費を抑えて利益を増やすことが大切っていう話をしました(いや、それ、農テラスの動画だって)。さらにいうと、利益は生活費と投資(運転資金とか)にまわせるぐらい稼ぐ必要がありますね。

 

特に生活費はものすごく重要で、福井で新規就農する場合、園芸カレッジで研修開始が60歳未満だったら就農後3年ぐらいまでは補助金が出たりします。ただし、認定新規就農者の資格を取る必要があったと思いますが。

 

認定新規就農者の資格を取る場合、福井の主な市町村では5年後の農業所得を250万円を超えることっていうのが目標として求められるので、その目標を達成できないかもと、補助金を受け取ることをあきらめる人もいますが、大きな声では言えませんが、達成出来なかったら出来なかったで、何とかなると思いますので、気にせず受け取ったらいいんじゃないかなって個人的には思ったりします。まぁ、それは個人的に自由なので何とも言えませんが。

それをいうと、農林事務所に転籍した元カレッジの先生からクレームが来そうですが(笑)

 

就農後の3年間受け取れる補助金があるうちに、絶対にやらなければいけないのが、生活費を賄えるだけの利益が出るように経営を改善していくことになります。就農4年目から補助金が無くなると思いますので、その時に慌てても時すでに遅しになります。

 

逆に考えると、利益の範囲内で生活できるように、生活を改善していくことも重要で、だいぶ前にも言ったのですが、福井へ移住する1年以上前から家計簿をつけて年間の生活費を調べておくことで、生活費のどの部分が無駄になっているのかが分かるようになると思います。

 

また農業の経費で、生活と共有するものもあったりします。税金の申告等で出てくる『家事案分』とかの考え方にもなってくるのですが、これを活用することで生活費を抑えることも出来ます。農業だと生活と共通する経費って結構多いと思うので、意外と生活費が抑えられると思います。

 

農業の経費と生活費で共通する主なものと言えば・・・

  • 家賃(プライベートと事業部分を分けて経費にする)
  • 自動車関係費(乗用車だと難しいかも)
  • 衣服(作業服を普段着として使う)
  • 水道電気光熱費(プライベートと事業部分を分けて経費にする)
  • 携帯・通信代(プライベートと事業部分を分けて経費にする)

かな?細かいものだと、例えば大根を出荷調整するときに大根のしっぽや葉を切り落とす必要があるので、包丁やまな板を経費として落としたりします。これも生活費と共有できるものですね。(厳密にいえば、プライベートと事業部分と分けて経費とする必要がありますが)

 

あと忘れがちなのがクレジットカードの年会費。農業資材の購入にカードを使っているのであれば、経費としてあげてもいいと思います。

 

共有する経費ってまだまだあると思いますので、調べて見てくださいね。

 

それでは。