ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

未来があるのは

今日は1月17日ということで、阪神淡路大震災があった日。

昨夜は何故か寝れなくて、結局6時過ぎぐらいまで起きてしまいました。そのあと急に睡魔が襲ってきて、11時過ぎぐらいに起きるというなんとも怠惰な生活・・・。

まぁ、雨が降っているので、仕事がほとんど出来ないんですが。

 

YouTube阪神淡路大震災直後の報道映像があったので見ました。燃える長田の町や、横たわる阪神高速道路。あ~、そういえばこんな感じだったなって思い出してしまいました。

 

戦争でも起きたかのような神戸の街の映像を見て、何かしなきゃと思い、地震が発生してから2週間ぐらい経った後、JRの復興工事のアルバイトで神戸に行きました。

会社が京都の会社で、朝早くから車に乗せられて神戸に向かったのですが、渋滞でなかなかたどり着けず。道路の両脇は物資を求めたり運んだりする人で、長い列になっていました。

 

担当したのがJR六甲道の駅付近(駅構内じゃない)。地震で地層がもろくなっている状態で線路を直していくと、電車が走った時に地面ごと崩れてしまいます。それが起きないようにボーリング調査をしていく仕事でした。

 

現場は火災はあまりなかったようでしたが、妙な焦げくさいにおいと砂ぼこりが酷かった記憶があります。工事中、高圧電線の電気が流れて焼け死んだ人を見たりと、日常ではありえないようなことがあったりして、今でも本当に現地に行っていたのかな?なんて思う時もあります。

 

話が変わるのですが、今朝のFacebookで公衆電話が無くなってきているという話がありました。公衆電話は災害時、優先的に回線がつながりやすく、アナログ式だと停電でも電話をかけることが出来ます。

阪神淡路大震災では、かなりの数の公衆電話が使えなくなっていた気がします。使える電話もあったのですが、そこは長蛇の列が出来ていて、なかなか使えない状態でした。

 

阪神・淡路大震災教訓情報資料集【01】通信途絶 : 防災情報のページ - 内閣府

 

さっきネットで調べて見たら、阪神淡路大震災での電話の復旧は1月下旬で、インフラの中でも比較的早く復旧できた感じがします。

 

阪神・淡路大震災教訓情報資料集【05】電話の復旧 : 防災情報のページ - 内閣府

 

で、公衆電話は災害に強いので残していくべきだっていう声があるのですが、そうなのかな?って思ったりします。今は民間となったNTTが公衆電話の維持管理をしているのですが、あまり使われていないうえに管理コストもかかるということで少しずつ公衆電話が撤去されているっていうことらしいです。ただ民間である企業に公共性があるからとかいう理由で負担を求めていくのはいかがなものかなんて思ったりもするんです。

 

今は、公衆電話の代わりとなるものがいろいろと出てきています。特に携帯電話でのネット利用は、電話のように回線がパンクすることも少ないので、公衆電話以上に災害に強いのではと思います。ただ、問題なのは電池が無くなると使えないのと、操作が難しいという点。こういった問題点が解決できれば、公衆電話以上に使いやすくなるんじゃないな。

 

公衆電話はいずれ無くなってしまうと思います。無くなる可能性が強くて一部の人に負担を強いるものを残すよりも、みんなで負担を分け合えるものを伸ばしていくほうが、防災の面からしても未来があるんじゃないかなって思うのです。

 

それでは。