タイトル通りなのですが・・・(苦笑)
いやぁ、何で食料自給率にこだわる新規就農を目指す人が多いのかな・・・なんて、思ってしまいます。計算したことがないので何とも言えませんが、おそらく新規就農者が増えたところで食料自給率がそんなに上がらないのではと思うのです。
何故か?一つは食料自給率っていうのがカロリーベースなのと、カロリーが多くなる畜産系の農業だと海外からの餌を使えば食料自給率の計算から外される(海外産となる?)みたいなので、野菜や果樹をする農家さんがいくら増えようがカロリーがほとんどないようなものを作っている時点で、意味がないと思うのです。
なので、食料自給率云々をいうのは国に任せておいて、新規就農を目指す人は自らの利益になることだけを考えて欲しいなぁと思ったりするのです。
ちなみにですが、カロリーベースの食料自給率だと、食料が足りていないと思いがちですが、日本は年間570万トンもの食料を廃棄するぐらい食料が余っています。
また、農家は毎年減少しています。高齢の方が引退しているって思う人もいるかもしれませんが、働き盛りの人も離農するケースが多いのも現状です。
(2)農業従事者、新規就農者の動向 ア 農業従事者の動向:農林水産省
頭のいい人ならば、①食料は余っている ②働き盛りの人も離農する っていうことが分かれば、農業って儲かりにくい産業であることが分かるかと思います。
ただ、農業で思いっきり稼いでいる人もいたりします。
儲からない産業なのに稼げる人がいる・・・って矛盾にも思うかもしれませんが、現状をどう捉えるかによって、稼げる農業っていうのは可能なんじゃないかと感じます。
全体で見るのか、それとも個で見るのか・・・前者だと個人で出来る範囲は限られてきますが、後者だとまだやりようがあるかと思います。食料自給率なんて個人ではどうにもならないことを考えるより、どうやれば利益が出るのかを考えることが大切だと感じます。
それでは。