ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

食料備蓄をいうより、やるべきことがある気がする

ものすごい風です・・・。

 

昨日の鬼滅の刃、ちょっとウルって来ましたね。兄弟愛・・・環境が違えば、もしかしたら違っていたかもしれない・・・なんだか深い話だなぁって。

 

さてまだ食料危機について、批判をします。

というのも、食料危機っていうワード、ものすごい人に恐怖を植え付けるって感じるんですよね。多くの人が自分は助かりたいと考えると思うので、危機があった場合、生きのびる方法は何かと考えると思うのですが、これが集団になるとパニックになってしまう。

 

前回のブログでオイルショックと同じと話しましたが、オイルショックも中東の戦争で石油が入ってこないかも・・・っていうことで、人々はパニックになりました。食料危機も国内の農家さんが肥料や資材の高騰で利益が出ないので離農する人が増え、農産物の生産量が減るとか、肥料が手に入らないので農産物を作れないから農産物の生産量が減るとか・・・一見、正しいように思えるので、信じてしまいパニックになる人が増えるのかなって感じます。

 

食料危機という話でパニックになった場合、起きうることは買占めや農産物の盗難が増えるのかなって感じですが、今のところ、国内の生産がダメでも海外からの輸入は安定しているので、買い占めたところで無駄でしょうね。問題は農産物の盗難かな。増えるだろうなぁ・・・

 

農家が食料危機っていうワードをいうのは、自分の首を絞めているのと同じ気がするのですけどね。作れないのであれば、作れるところに頼むってことになるし、高値になりそうであれば盗難も増えてくる。肥料の資材が入ってこないことで肥料の生産が追い付かない状態に対して、消費者側に食料備蓄をして食料危機に備えましょうと発信するのは農家として頭悪いんじゃないかなって思うのです。それよりも肥料メーカーなり、国に対して肥料の原料の備蓄量を増やすことを要望するほうが、まだ建設的で実効性のある行為だと感じますね。

 

それでは。