ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

不安をあおる行為が許せないんだろうなぁ

雨が降り出しそうですね。

 

YouTubeで食糧危機を話す農業系番組を表示しないように設定しました。これ以上見ていると、頭がおかしくなりそうなので。あっ、すでに頭がおかしいかもしれません。(笑)

 

で、そういった番組を表示しないようにしたら、面白いことに農業系以外で食糧危機を話す番組が出てくるんですよね。どういうアルゴリズムなんだ?YouTubeは。

農業系以外で食糧危機を話すのは主に食品を取り扱う人(販売とかコンサルとか)で、食糧危機が起きる主な原因としては戦争であったり世界情勢の悪化を上げていますね。とくにウクライナ情勢が今緊迫状態にあるので、それをネタに食糧危機が起きると話しているのですが・・・

 

ここで、ふと思ったんです。いや、まてよ。食糧危機を話す人に思いっきり共通点あるやんかってこと。つまり食糧で何らかの利益を得る人たちっていうこと。あ~、なるほど。そういうことだったのか。と、自分自身で納得してました。

 

以前、保険の販売もしていたことがあったのですが、そこでのセールストークって「入院すると大変ですよ、平均でこれだけの費用が掛かります。」って、不安をあおって保険に入ってもらうんですよね。最初はこれがセールスするうえで当たり前のトークだと思っていたのですが、だんだんと人に不安を与えることに不快感を感じるようになってしまいました。まぁ、もともと営業が苦手で成績も常に最下位に近い位置でしたから。(とはいえ、完全に最下位にはあまりならなかったのですが。これは同じ班の先輩たちが協力してくれたおかげだったりします)

 

と、するとおいらが何故、不快に思っていたのかが何となく見えてきました。
不安をあおって利益を得ようとする行為が、何となくなんですが許せないのですよね。

 

保険の営業の話に戻りますが、そんなんで不安をあおるセールスではなく「今月の成績が足りないのです、助けてください。」と今の現状を素直に話してお願いする営業法に変わっていった気がします。これ、本当はダメな営業方法なんですけどね。しかしながら、不安をあおるのではなく、事実で話をしている分、いくらかは気持ちが楽だった気がします。なんにせよ、もう保険の営業なんてしたくないですけど(笑)

 

今は農業をしているので食糧危機だとか、こういった野菜は健康に悪いとか、不安を与えるようなことは言いたく無いなぁと思うし、こういったことを平気でいう農家にはちょっと近づきたくないなぁと思ったりします。

 

利害に関係のない専門家が警告を出す分にはいいかと思いますよ。例えば農林水産省が食糧危機の可能性があるので家庭での備蓄をお願いしますとかいうのであれば、まだマシかな。でも農林水産省も利害が関係してくるか、とはいえ、農林水産省の一番の目的は国民に安定的な食糧の供給をすることなので、安定的な供給が出来ない場合は事実として発するので、「成績が足りないから助けてください」と同じ感覚になるかもしれませんね。

 

そうそう。農林水産省って農家を助ける機関じゃないんですよ。一番の目的は国民に対して食糧を安定供給できるようにすることなんです。なので日本の農家が食糧を生産出来ないっていう場合は、躊躇なく海外から食糧を調達できるように動きますよ。

なんか農林水産省は農家をつぶすのか!守らないとダメだろう!って話す人もいるんですが、農家を守るんじゃなくて食糧の安定供給が出来るか否かが重要なので、そのへん勘違いしている人が多いような気がするんですよね。

 

https://www.kantei.go.jp/jp/cyuo-syocho/990427honbu/nousui-h.html

 

食糧の安定供給を確保するために、農家が育ちやすい・生活しやすい環境を作っていくってことだと思うんです。法律を読む限りは。

 

今日も食糧危機からの話でダラダラ書いてしまいました。ごめんなさい。