ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

食糧危機よりもエネルギーや資源問題

雪、うっすらと積もりましたね。

 

YouTubeでも少しずつですが、食糧危機よりも今日本が抱える大きな問題があることを指摘する人が出た感じがします。一番大きな問題はエネルギーと資源問題で、これは食糧危機よりも確実に起きる可能性が高いとされています。

 

エネルギー問題の大きな話としては、化石燃料から電気へのシフトです。世界もガソリン車からEV車にシフトしていくという流れになっていますが、日本は電気スタンド等のインフラが間に合っていません。2030年ぐらいには大部分の車がEV車として販売されていくだろうと思いますが、電気スタンドが普及しなければ、動かないガラクタになってしまいます。またこれは農業にも関係してて、農産物を運ぶのが難しくなってきます。

(そういう意味での食糧危機は確かにリミットが近づいていますね)

 

またEV車が普及すると同時に既存のガソリンスタンドがさらに減っていくことになります。これ、あんまり危機感がない人が多いのですが、実は農機具でガソリンや軽油を使っているものって多いんですよね。いずれトラクターや管理機も電気化していくだろうと思いますが、それらに変えていくだけの資金力が農家にあるかというところもあったりします。

 

あとそもそもの電力が足りるのかっていうところ。仮に日本のすべての車がEVに置き換わると電力が全然足りないっていう話もあります。食糧危機よりも鮮明に最悪のパターンがシミュレーションされていて、かつ起きる可能性がかなり高いので、食糧危機を煽る人は一度勉強をしてみてください。日本国内の物流が止まるほうが食糧危機よりも先に起きる可能性が高いので。(とはいえ、なんだかんだ言いながらガソリン車が走る世界でも珍しい国になりそうな予感がしますが)

 

あと資源問題ですね。これも農業と密接に絡んでて、今回肥料が手に入らないのは肥料の原料の生産が追い付かないので、売ってもらえないっていうところだと思います。

肥料の原料を生産している主な国は中国になってくるのですが、資源問題としてあるのはその資源を一か国に頼っているところにあるかなっていうところにあります。

 

中国でしか資源は出ないって思う人もいるのかもしれませんが、意外と探せば他の国でも産出しているところもあって、アメリカやイギリスは、そういう資源を購入することで中国一国依存にならないようにしているんですよね。ただ、そういう国は資源の産出量が少ないので、やや価格は高くなりがちですが、それでもサプライチェーンの危機管理を考えたら分散して購入していくのは物流の常識で、それと真逆に一国集中で購入していたのは日本だったりします。何故って?安いから。

 

あと、円の価値が下がってきているのも、海外との取引が難しくなってきている要因になっていそうな感じがします。円貨決済が出来る国って年々減っているようで、逆に中国の人民元での決済が出来る国が増えている感じがしますね。一時は日本円は英ポンドに並ぶんじゃないかといわれるぐらい、価値がありましたが、今は見る影を失せてきました。

 

それでは。