ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

雇用の研修会に行ってきたよ~質問、どんどんしていこう!

雪だったので、午後から雇用についての研修を受けに行きました。

 

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園芸タウン構想も聞きたかったのですが、担当の方が体調を崩されたとのことで中止に。資料だけ頂きました。

 

実はこの研修を受ける前に、支援センターでの面談にて園芸タウン構想について少し聞いていたりします。先日の園芸振興大会では、丘陵地以外の地域の方も参加されていたので、すべての地域に当てはまるような大雑把な説明しか出来なかったらしく、地域に区切ればもう少し深堀した話が出来たそうです。とはいえ、まだまだきちんとした具体案というのは出来ていないみたいですね。

 

それでも、昨日の梨組合総会の席で少し園芸タウン構想にも関わることの話がありました。

 

園芸カレッジに梨コースみたいな果樹専門の教育をするところを作り、それに合わせて新たな梨団地1.6ha分を準備する、そういった話を県議会等に働きかけをしているようです。ただ、その新団地が坂井北部丘陵地になるかは分からないとのことでした。おそらくですが、現在の丘陵地の農地の利用状況を考えると、まとまった空いている農地はほぼ無いので、新しい梨団地は他の地域になるのではないかと感じます。また新しい梨団地を他の地域にするとなれば、園芸カレッジもあるいは移転もしくは分校みたいな形になっていくんじゃないかなって勝手に思っていたりします。なんにせよ地域が大きく変わるチャンスをみすみす逃す感じになるので、ちょっともったいないなぁ・・・とは思いますが、まぁしょうがないですね。

 

さて研修会の話です。

 

一つ目が社会保険労務士さんから法的な話での雇用について。次に奈良県の農家さんによる話。

 

法的な話については、昨年末に農林事務所にあった雇用についての研修と同じかな?と思いましたが、今回講師に来てくれた社会保険労務士さんは、こういった研修に慣れているような感じで、過去の質問で多かった話をしてくださいました。内容は、実際に雇用をしたことのある事業主でないと分かりにくいものがあったかもしれませんが、パワポの内容をそのまま朗読しない分、ちゃんと話を聞くことが出来て良かったと感じました。

 

で、質問を3点しました。

一つは社会保険労務士とはなんぞや?というのと、社会保険労務士に相談するときのポイントは?というのと、賃金について成果報酬型は出来ないのか?っていうものです。

 

一つ目の社会保険労務士のお仕事としては、企業の雇用に関する相談を受けたり、事務手続きをしたり、法的な契約書を作ったり・・・といった感じだそうです。それを受けて、相談するときのポイントとしては、やはり人を雇う時になってくるという感じですね。どういった契約にするのかとか、保険や事務手続きなど、漏れなくやろうとするならば相談したほうがいい感じがしますね。

 

最後の成果報酬型についてですが、基本的には契約がきちんと出来ていさえすれば出来るみたいです。ただ、雇用契約中の事故やケガの対応とか、事細かに決めないとトラブルが起きるとのことで、時給での支払いのほうが様々な事例があるため、トラブルが起きにくいから自然と時給による契約になっていくのでしょうね。

 

次に奈良県の農家さんの話です。

 

最初、有機農業の話ばかりだったので、あれ?雇用についての話は?と思いましたが、最後のほうに雇用についての話、新規就農を目指す研修生の受け入れや一人一人の能力を活かせる取り組みなどを話されました。

 

で、ここでも私、質問をしました。2点です。

一つは慣行農業をしている農家が有機農業に興味を持った時に最初に取り組んでいくことは?というのと、人を育てるのに受入側と受ける側の双方がメリットとなるようにするには?というものです。

 

慣行農業をしている農家が有機農業に興味を持ったならば、まずは除草作業について取り組んでくださいとのこと。多くは話されませんでしたが、おそらく農薬を使わずに雑草管理が出来る仕組みを作るって感じかなって思いました。また土づくりになる堆肥を作っていくこと。この2点を最初に取り組むことが良いと話されました。最初からいきなり有機農業をするのは難しいとのことなので、まずは有機農業が出来る環境を整えていくことが大切なんじゃないかと感じました。

 

次に人を育てるっていう話ですが、双方楽しむことが大切だと話されていました。農業って楽しいっていうことを思るようにすると自然といい方向になっていくとのことでした。これは、何となく納得できますね。

 

研修会ではカレッジ生も来ていましたね。しかも私以上に質問してたし。すごっ。

分からないこと、知りたいことは臆することなく、どんどん質問すればいいのですよ。質問することは恥なんかじゃない。むしろ質問は発表者への賛辞。良い質問は発表者にも質問者にもプラスに働きます。頑張れ、カレッジ生。

 

それでは。