かどのやなさん

昨年、福井県坂井市三国町で新規就農した存在価値のない人のブログです

雇用研修会で頂いた園芸タウンの資料から考える

朝から雪が積もっていますね。

雪の降り方は昨日よりも緩やかですが、気温があまり上がらないので雪が解けにくい感じです。午前中は事務作業をして、雪の解け具合次第で午後から外仕事に向かおうかと考えています。

 

さて、昨日の研修会で頂いた園芸タウン構想の資料から少し考えてみます。

 

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部会というかたちで品目ごとに、モノ、技術、ヒト、基盤、トレーニング機能という形で、現時点での構想が書かれています。

 

注意点としては、特定の品目しか園芸タウン構想に含まれていないこと。丘陵地で昔から作られているスイカや柿、今ノリにノッテいる白ネギやぶどうといった品種は入っていません。

白ネギやぶどうは、今、儲かりやすい品種として新規就農者を中心に人気があるので、何もしなくても生産量は増えていくと思いますが、スイカや柿といったものは、徐々に面積を減らしていく感じかもしれませんね。うちもメインはスイカになってくるので、生産する農家が減っていくのはちょっと辛い感じがします。産地としての維持も難しくなってくるので、いずれは価格の低下という形で、さらにスイカを作らないようになってくるんじゃないかと思ったりします。まぁ、そうなれば私も離農するっていう感じになってくるのかもしれませんね。それまでに何か他の基軸となる作物が作れるようになれば、農業を辞めなくてもいいのかもしれませんが。

 

上段2つは砂丘地の話になります。とはいえ、丘陵地とあまり内容が変わらない感じもします。

個人的に感じる砂丘地の問題点は、労働力の確保の難しさ。丘陵地はねこの手クラブとかがあるので、新規就農者でも人を雇うハードルは低いのですが、砂丘地にはありません。面積を広げたりするのはいいのですが、その分の労働力の確保がうまく出来なければ詰むことになります。なので、仮に園芸タウン構想が動き出したとしても、それほど売上が上がることは無いかなって感じはします。

 

それとトマトやメロンはともかくミディは作りすぎ感が多いので、価格の低下が起きて結局は売上が上がらないって感じになりそうな気もします。砂丘地では人材の確保と販路等出口戦略を何とかしないと潰れる人が増えるんじゃないかなって気がしますね。

 

そうそう。この構想、出口戦略がほとんどないのですよ。昨日の研修にて奈良県の農家さんの話を聞いていたら、やはり出口をどうしていくかが人材を育てていくうえで重要になってくるって感じたので、安定的な収入を得るまでの方法とかがあればいいのですけどね。

 

丘陵地での問題点は、やはり農地の確保。農地がほとんどないという状況があるので、新規就農者が入ってきても農業がそもそも出来ないってことになります。今回の園芸タウン構想の資料には入っていませんでしたが、農地情報の集約化みたいなことを園芸振興大会の資料には書いてあったりします。

で、ちょこっとこの間の支援センターでの面談で、水を差したんですが、今現在でも国が作った農地の利用状況が見えるツールがあって、これを見ればだいたいどの農地が空いているかは分かるようになっています。

 

全国農地ナビ - 都道府県から農地を探す

 

このツールで分からないのは、来年農業を辞めたいとか、農地を手放したいって考えている人のデータは入っていないので、そういった情報の集約化は必要になってきますが・・・辞めたい、手放したいっていう人に限って、ずーっと手放さない感じなんですよね。辞めたいなら辞めればいいのになんて個人的には思ったりするのですが。

 

そういう意味でも、昨日の奈良県の農家さんのように、既存の大規模農家さんから土地を分けてもらい、出来た農産物を大規模農家さんに買い取ってもらうっていうやり方がものすごく理にかなっていていいなぁ~と思ったりします。まぁ、なかなかそこまでやれる大規模農家さんはいないと思いますけど。

 

うちの場合は買取まではいかないのですけど、将来的に梨畑が増えるようであれば今まで使っていた梨畑は、うちで働いてくれた人に譲っていこうかと考えています。で、自分は新たに借りた梨畑でやっていくっていう形で。そうすることですぐに収益化も出来るだろうし、新しい人も増えていく。既存の大規模農家が出来ないのであれば弱小零細個人農家が頑張るしかないんじゃないかなって感じはしています。まぁ、それまでに潰れたら終わりですけど。(笑)

 

そういうことで、新しい梨団地が出来るのであれば、是非やりたいです!って手を上げています。

 

それでは。