ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

里親さんが怒っているらしい

「周りと同じ作り方をして、うまく作れるようになってから自己流をしたらいい。最初から自己流をしても失敗するだけだ。」

今日の夕方、心配してくれている農家さんにそう怒られました。

 

私の場合、周りと違うやり方をしているのは、4月初めの定植をしているのと、その他細々とした部分。4月初めの定植は、作業の分散を狙っているのもあるのですが、今年以外の年では、4月初めの定植のほうがうまく作れたのもあります。

確かに定植後の成長が止まるというのが毎年あったのですが、寒さで成長が止まったのは最初の年だけで、2年目はどちらかというとゴールデンウィークの雨でダメになったのが大きい感じです。2年目の早植えは、生育のばらつきがあって、それについては気温が関係しているのかな?という感じでしたが、トンネルを開けるころには、水につかった株以外はだいぶ追いついていた感じでした。

 

で、実際に出荷できたのは早植えのスイカのみで、周りと同じ苗出しの株は、5月の雨からうまく成長できずに、そのまま着果。株がしっかりしていないのにもかかわらず、着果させたので、そのまましおれてしまった感じです。

今年はその反省から、着果を欲張らずに、株がしっかりするまでは待つつもりだったのですが・・・。

「こりゃ、お盆過ぎの出荷になるな。」と言われたので、出荷を逆算しながら、一株当たりの玉数を1~2にして様子を見ようかなって感じです。まぁ、ともかく6月20日ぐらいまでは着果させずに摘果をしていくことになります。

 

わらいらずの下に敷いたマルチについても怒られました。180cm幅のマルチを使わずに、95cmのマルチを使ったので土が見えてしまうとのこと。土が出来るだけ見えないようにしないと炭疽病になりやすくなるとの話でした。

・・・もちろん、分かっているんですが・・・

 

95cmマルチにしたのはトラクターのマルチャーで張りたかったのと、トンネル除去時にトンネルビニールにかけていた土をどうすべきか考えたときに、わらいらずを敷くときに土を均してから残り半分にマルチを張ろうと思ってやってみたのです。結果、強風でわらいらずごとマルチが剝がれたので、これだったらマルチ張っていないのと同じじゃんと思いつつ、起きたことは仕方がないと思っていたのですが・・・

 

ほかの農家さんのやり方を見ていると、手際よく作業をしているのはわかっていて、それと同じように出来たらいいのですが、何度やってもどこかで失敗するので、そのあたりはもう自分で考えながらやっていくしかないのかなって感じでいてました。

 

まずほかの農家さんと同じやり方だと、どんくさいので確実に失敗します。何故か同じように出来ないのです。やり方が違うといわれても分からないし、教えてもらってもできないので、それだったら自分で考えながらやっていくしかないのではないかと思ったりします。

 

私が周りと違うやり方をしていることに、里親さんは怒っているとのこと。だろうなぁ・・・とは思っていましたが。周りと同じやり方が出来ないことが最近分かってきたので、周りから失敗するといわれても、自分が出来る方法でやろうと思うのです。

 

もう、誰にも頼ること出来ないなぁ・・・

 

それでは。