ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

担い手サミットは自分の立ち位置を確認できる

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梨畑で肥料まいています。

今回から堆肥として、アズミンに変えました。前回はコメリの堆肥を撒いていたのですが、袋の数が多いので、少ない袋でも効果があるアズミンにした感じです。

 

本当は牛糞堆肥とかのほうがいいと思うんですけどね。撒く量が半端ないのと、やっぱ散布器で撒けないのがネックです。スコップでえっちらおっちらやっていたら、1週間ぐらいかかりそうです。

堆肥を巻くための大型設備があると便利なのですけどね、お金がないと言うのもさることながら、買ったところでどこに置くねんと言う問題もあったりして、規模拡大しないのであれば牛糞堆肥を使う必要もないのかなと思ったりします。

 

昨夜、セントピアで折ちゃんと会い、先日の担い手サミットはどうだった?と感想聞かれました。

個人的には全体的にあんなもんだろうと言う感想です。もともと1部の農家にしかスポットが当たらないような内容になっていたので、大部分の農家は参加しても意味がなかったと言う感じではないでしょうか。たまたま会場であったカレッジの後輩としゃべったのですが、こんないい天気の日になんでこんなイベントがあるんだと言う感じでぼやいていましたね。イベントがなければキャベツの収穫ができたのにと…😅

 

イベントに参加しますかと、最初に募集があったので基本的には任意の参加になります。ただ今回のイベントの最大の問題は、参加受付期間にどんなイベントなのかと言う内容を周知しなかったこと。

 

農家の情報源はあまりありません。なので、こういったイベントの時に何かしら新しい技術があるのではないかとか新しい情報が入ってくるのではないかと思います。ところがイベントの内容が全く発表されなかった場合、もしかしたら有益な情報があるかもしれないと思って参加する農家も多かったはずです。ところがほぼ表彰式がメインのイベントでした。そりゃあ、騙された方が悪いといえば悪いんですが…あまりにもひどいんじゃないと個人的には思ったりします。😅

 

参加するのにもそこそこのお金がかかりますからね。この内容であればやはり小規模にやったほうがコストもかからないし、セキュリティーもそこまで厳重にしなくてもよかったはずです。受賞する関係者のみが参加できるような形が1番問題なかったはずなのです。

 

とは言え、もう一つの側面として、自分の現在の立ち位置を再確認できるようなイベントでもあります。会場に行った人はなんとなくわかると思いますが、会場で挨拶をしたり話をする人は大抵、知り合いであったり、利害関係者です。声をかけられないとか、知らない人ばかりの場合、農家としては底辺のレベルにいる事がわかります。

 

私の場合、声をかけられたのはカレッジの同期や後輩がメインでした。つまり他の農家からしたら私はハエやカと同じような存在なのです。いわゆるゴミですね😅

それがわかったことがすごく自分にとってはメリットがあったなと感じます。これから始まる大根の収穫がおそらく普段の3倍速でできることでしょう。

 

やはり挨拶をお互いに交わせるような立ち位置にならないとだめですね。

 

「なぜ底辺農家なんだ!」

「…坊やだからさ…」

 

なーんてね😅

それでは。