ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

共同防除を辞めたい理由

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午前中、梨の防除をしました。

 

500リッターで圧力3.5だとちょっと足りなくなる感じがするので、途中で圧力を下げました。葉っぱがだいぶ落ちているので、そんなに圧力は必要ないと思います。ただ葉っぱがあるときはそれなりの圧力がないと奥まで届かないと思うので、600リッター位用意した方が良いのかもしれません。

 

手持ちの動噴で梨を防除する場合、ジグザグに散布するよりも、1本の木ずつ、枝に沿って散布する方が確実に掛かっていそうな感じがします。

ただ1つ今回問題点が見えたのが、途中でどの木がまだ散布できていないのか分からなくなってきたと言う所。何か目印をつけて散布をしていった方が無駄がなくなる感じがしますね。

 

そうそう。共同防除を辞めたい理由を書いていませんでした。

理由は3つあります。

 

1つ目は、防除の管理が難しいこと。

共同防除だけに頼ると管理しなくても良いのですが、今年のように防除がほとんど効果がない場合、個人防除も追加で実施する必要があります。ところが、いつ共同防除が行われたのか、またその時まいた薬が何なのかが分かりにくいことと、次にいつ防除を行うのかその時に撒く薬は何なのかが分かりにくいところです。

ある程度年間の散布予定と言うものは上旬中旬下旬と言う感じでおおざっぱに決められているのですが、具体的な日はその時の担当者次第になっています。散布日がわからないと、気が付かずに防除してすぐ防除ということもあり得ます。

また状況次第でたまに薬のローテーションが変わる時もあります。連絡があるときは良いのですが、何度か後から知ったこともあったことから、同じ系統の薬を連続して使う可能性も出てきます。

なので、防除の管理が難しいのです。

 

2つ目は、値段の割には効果がないことです。

おそらくですが、天候に合わせて防除できたら、ある程度効果が期待できるのではないかと思うのですが、これも共同防除が難しいところで、担当者の都合で防除日が決まってしまうところから、なかなか良いタイミングでの防除というのがしにくいと言うところがあります。

また、木を改植していくと、若木に対してそんなに農薬を散布しなくても良いはずなのに、農薬代は面積に応じて分割されてしまうので、やや割高感があります。

 

3つ目は、区外料金になっていること。

違う村の人の場合、基本料金が2倍になります。しかも基本料金は面積に応じて決まるので、面積が多くなれば多くなるほど負担が増すような構造になっています。

他地域の人の場合の賦課金を高く設定するのは別に良いのですが、面積に対して高くするのは、売り上げが下がってきたときに負担割合が大きく増えるため、論外だと考えます。やるのであれば戸別割だけ高めの値段設定にするべきだと考えます。

また移住してきての新規就農者と言うのは生活費も困るほどなのですから、そこに対しても倍の負荷金を課すのは…まぁ、防除をやってもらっておいていうのもなんですけど😅

 

とりあえず早い段階で共同防除から抜けたい思いは大きいです。不安な点は、果たして1人でできるだろうかと言う所と、SSを使わなかった場合の影響はどこまで出るのかと言う所。

 

不安要素だけ解決できたら、いつでもやめたるわと言えるのですけどね😅

そこがなかなか言えないのが辛いところです。

 

それでは。