ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

安値補填負担金の用語まとめ

寒いですね。雨も結構強く降っていましたが、今、止んだ感じです。

 

さて、野菜の安値補填の負担金についてまとめておこうと思います。

 

 

kadonoyanasan.hatenablog.com

 

以前にもまとめ風に書いていたつもりなのですが、用語別に資産なのか収入、費用なのかを書いておいた方がいいかなと思ったので、書き直しです。

 

品名から予約内容まではそのままスルーで。

「負担金振替通知書」の下に書いている「指定野菜事業(重要野菜)」と書いているのが、安値補填の事業名です。この事業名は作る作物によっては複数ある場合があります。事業ごとに資産を分けて記帳することをお勧めします。(混乱してくるので)

 

・「本年度造成額」

これは資産になります。いわゆる積み立て部分ですね。こいつを経費にしてしまうと、おかしくなってきます。

 

・「前年残高」

これも資産ですが、厳密にいうと昨年の期末時点での資産となります。

 

ここまで書くと、今年の資産残高は「本年度造成額」+「前年残高」なのか?と勘違いされそうですが、実は違っていたりします。

今年の資産残高は「本年度造成額」になります。

 

・「本年負担額」

これは気にしなくてもいいというか、通帳から引き落とされる金額と考えてもよさそうです。マイナスの場合は、通帳に振り込まれる額になります。

負担額とあるので経費に思えますが、全く違います。上の大根の明細の例でいうと、資産である「本年度造成額」と同額であることから、経費ではなく資産になったとしたほうが良さそうです。

 

・・・もう少し、分かりやすい表現なり、書き方は出来ないのかなあ・・・😅

 

で、ここでも話をややこしくさせるところがありますが・・・😅

まず、ややこしくさせているところを先に話しておきます。

 

・「本年造成額」

これは、先に説明した「本年度造成額」とは全くの別物で、正確には前回までの残高です。本来ならば「前年残高」としたほうが分かりやすいと思うのですが、なぜか混乱するような表現を使っていますね。

 

では、残りの用語について。

 

・「交付金

交付された金額で、そのまま通帳に入ることになります。ただ、ここでややこしいのが全額そのまま収入として計上するのはまずいということです。それは次に説明する個人負担額が絡んでくるからです。

 

・「個人負担額」

ここは完全に経費として処理してもよさそうですが、実際は前回までの積立金から引いているので、交付金支払いの一部として考えるというのも出来ます。

 

交付金支払いの一部として考えるのであれば、経費は発生しないですが、負担額分収入である交付金から差し引くことになります。

 

例)

(収入)5,834円 = (交付金)6,074円 - (負担金)240円

 

申告する場合はどちらでも良さそうですが、負担金=積立金になっているフシもあるので、出来れば負担金は経費として処理しないやり方のほうがスマートのような気がします。積立金が返金される場合は、マイナスの負担金として処理されますので、これは資産からの移動であることから、収入として申告してしまうと余計な税金が発生することになります。

 

以前のブログにも書いていた通り、令和4年度から積立金を廃止するとの話になっているので、こんなややこしいことは無くなるかと思いますが、JAのことですので、またよく分からない表現で明細を出してくることも考えられます。

分からない表現の明細があれば、その都度、JAに問い合わせたほうがいいかもしれませんが、実際はこういった分かりにくい明細を作っているのはJAの上の方のエロい人たちなので、問い合わせをしても満足する回答が得られるかはかなり微妙なところだったりしますね。😅

 

それでは。