今年もあと数時間ですね。
さて来年以降、倒産が多い業種予想というのがAI与信管理サービスを提供するアラームボックスという会社から発表されました。
第一位が、なんと農業です。
これは昨年末ぐらいから、肥料や資材、燃料の高騰で経営が苦しくなるよって言われていた話にもつながるのですが、来年はさらに海外からのモノの値段が上がる見込みなので、今年以上に経営が苦しくなるということだろうと思います。
また来年から雇用保険料の引き上げや物価高による可処分所得の減少が大きくなってきますから、より消費が落ち込むことが見込まれています。
本当ならば肥料や資材、燃料の高騰分を価格に反映させるべきなのですが、価格に反映すると値段が上がりすぎて購入する人が減るというのもあり、なかなか値段を上げにくい状況になるのではないかなって感じですね。
また原材料が高くなっても、生産を落とすことはないでしょうから、利益があまり出ないところや体力がない農家や法人は、倒産していく可能性が高いと感じます。
この状況が来年一年だけで終わればいいのですが、それ以降も増税がほぼ確実にありますし、国内の消費が冷え込みますから生産力が伸びなくなり、給与の減少、増税等で可処分所得が減ることは確実でしょう。
個人的な考えですが、ある程度生産者が減るまでは、農産物の価格は上がらないので、農業が厳しい状況になるのは少なくとも来年以降5年ぐらいは続くのではないかと感じます。
独自の販売先や固定の顧客がないところは、かなり苦しい経営になりそうですね。
それでは。