ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

すいかの話と園芸タウン

今日は、あまり外に出ていません。😅

少しだけ除雪をしましたが、雨が降ってきたのでやめました。雨で少しでも雪が解けてくれたらいいなぁと思います。

 

さて、先ほどまで同期の友くんとマクドナルドでお話をしていました。

内容は友くんから露地すいかについて話がしたいとのことだったので、昨年のすいかを例にいろいろ話をしてきました。

 

本当は家で話が出来たらよかったのですが、最近は人も来ないだろうと、部屋の中がゴミ屋敷になっているので、人を上げたくても出来なくなっています。ごめんなさい。

やはり定期的に人が来る環境を作らないとダメですね。ちょっとそのあたりは考えたいと思います。

 

昨年は4月の最初に夏日が続く異常気象で、生育が遅れるといったことがあったのですが、今年は5月ぐらいまで気温が上がりにくくなるんじゃないかと、個人的に予想しています。つまり普段の福井県特有の気候になるんじゃないかと。ということで、早植えのすいかについては昨年と違って、中型トンネルを作ることになりそうです。

 

中型トンネルは一度も作ったことがないので、どうやって作ろうかと考えているところですが、とりあえず活着するまでの1週間ほどを乗り切られるように、通常のトンネルに重ねるような形で、もう一つトンネルを作るという形にしようと考えています。そのために4mの支柱も準備しました。

 

ビニールについては、4m幅のビニールは売っていないのと、売っていたとしてもかなり高くなるであろうから、昨年使ったビニールを2枚重ねて使用することとします。重なった部分で隙間が出来ますが、無いよりかはマシなんじゃないかと思います。何よりもやってみなくちゃ分からないですから。

 

今年も、災害がなければ露地すいかはいい感じになるんじゃないかと思います。

 

ただ、今後、丘陵地でスイカを作る人は減っていく見込みですから、いずれ産地としてのブランドを失う感じがしますね。

 

先日の園芸振興大会での園芸タウンの説明資料からです。

 

ここに載っている作物は丘陵地・砂丘地で作るのにお勧めのものになります。すいかに関しては、完全に抜け落ちているので、おそらくこのままの状態で進むのかなって感じです。なので、少しずつですが生産者は減ってきます。

新規就農する場合、生産者が減っていて、かつ単価の高いものは、意外とやる価値はあるのですが、産地としてのブランドを失う恐れが見え始めている場合は、その作物を作ることは辞めたほうがいいのではないかと感じます。ブランドのある無しでは、単価が大きく変わってくるので、経営に大きく影響してきます。

 

丘陵地で露地作物をするのであれば、ネギ一択になりそうですね。

砂丘地だとニンジンでしょうか。

 

ちなみにですが、今、私に就農相談をしてくる人に対しては、福井県で就農するのはやめておいたほうが良いと言っています。というのも、理由は二つあります。

 

福井県はビニールハウスの費用やその他資材は近隣の県に比べてやや割高です。就農するまでは他県に比べてフォローが手厚いほうなので難なく就農できるかと思いますが、経費が大きくなる傾向なので、利益が少なくなります。

 

次に物流があまり良くありません。作物を作ったはいいが、売り先はJAしかなかなか見つからないということはざらにあります。もし北陸地方で就農するのであれば、金沢や富山に近いところだと販路が開拓しやすいのではないかと感じます。

 

 

kadonoyanasan.hatenablog.com

 

丘陵地でリースハウスを借りた場合、年間の賃料は25万円/棟ほど。利益を出そうと思えば、最低でも2回以上年間で作物を作る必要があります。隣の石川県小松市の場合、年間10万円/棟で、かつトマトの水耕栽培ようの設備までついていますから、初期からかなりいい感じで経営が出来るかと思います。水耕栽培なので、連作障害の心配も少ないでしょうし。

 

ただ、園芸振興大会で話が出た園芸タウン構想では、就農後安定経営が出来る感じのモデルをパッケージ化するようなので、だいぶ期待はしています。・・・私はもう対象外ですけど。(笑)

 

それでは。