ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

筑水はあまり採れないのです

f:id:kadonoyanasan:20220818103657j:image

梨畑にいます。

 

今朝の雨はすごかったですね。今日の出荷分は昨日準備していたので、雨が上がるまでは家で本を読んでいました。午後からは天気が回復しそうなので、今からぼちぼち作業を始めていきます。

 

とりあえず、これから暑くなるので収穫は涼しくなってから。昨日からの雨と風で落下した実を回収する作業がメインとなります。

 

さて、今朝、筑水をお裾分けした方から「30個ほど欲しい」と連絡がありました。今まで食べたことのない味で、かなりびっくりされたようです。知り合いに分けたいとの話でしたが、もう手元にはほとんどないこともあり、幸水なら準備出来ますよと伝えました。

 

本当に、ごめんなさい。筑水はせいぜい30〜40個ぐらいしか収穫出来ません。地主さんの話では、昔は作っていた人は何人かいたらしいですが、病気に弱く、また幸水豊水と違い、一本の木から収穫できる量が少ないので、だんだん作る人はいなくなったとのこと。

 

収穫量を考えれば、ある程度価格を上げないと採算が合わないのですが、見た目は他の梨と変わらないので、食べたことのない人にとっては価格の高い梨にしか見えませんし、買う人も少ないです。

それでも少量でもいいから欲しい人には、高いですが対価を頂いています。とはいえ、今年もお金に変えることはできませんでしたが、お世話になった方へ贈ることで大変喜ばれました。こちらも贈って良かった、なんて思ったりします。

 

筑水も、他の木と同様、高齢ですので、あと何回収穫できるか…

 

収穫量は減ってしまいますが、少しずつ若木に植え替えていく必要があります。

 

それでは。