大根の播種をしていきます。
今日1日で二反分の播種をしていきますので、朝からバタバタしています。
最初にまいた大根はやはり蒔き直すことにしました。長田さんに状況を説明し、考えられる要因をあげてもらいました。
一つは、虫による被害。もう一つは灌水不足。
虫による被害だと、カブラハバチ。
この虫は集団で葉を食べていくらしく、大根が全滅してもおかしくないとのこと。
もう一つの灌水不足について。
発芽後、本葉が4〜5枚程度出る前は、表面の土が乾いていると水を吸えないとのこと。根が地表近くにしかないので、根が深くまで伸びるまでは灌水をしっかりやったほうが良いらしいです。
ある程度根が伸びたら地中の深い部分の水を吸うことができるので、灌水が少なくても枯れにくいらしい。そこまでは水管理に気を使わなければいけないようですね。
夕方、農林事務所の林さんが来たので、ついでに大根を見てもらいました。
林さんの見立てでは、灌水不足と高温障害。
高温障害はアブラナ科の植物であれば起きやすいらしく、今年の異常な暑さは花農家さんをだいぶ苦しめたとか。
高温障害の症状は、発芽しない、もしくは発芽しても枯れるとの事。
目安としては35度を超えるような日が無くなれば、高温障害が起きにくくなるとのことで、今年は播種を8月下旬ぐらいまで遅らせたほうが良かったかも、との事。
今だと35度近くまで上がることもありますが、超えることはないので、今からの播種であれば高温障害になりにくいのではないかとの話でした。
今年は大失敗ですね。でも、かなり勉強になったので、得られたものはかなり大きいです。
カレッジで、大根をやっていた時、発芽後、灌水したら「何で大根に水やっているんや」と怒られたことがありました。その時、大根って発芽したら水いらないんやと思っていましたが、どうも違うようです。
ちゃんと教える人が理由まで説明出来ないと、間違った解釈で覚えてしまいますね。根拠がいかに大切か、わかる事例の一つになりました。
梶の畑も、農薬を撒いて播種の準備が出来ました。
今日一日頑張るぞ。
明日の天気ですが、現時点だと午後からの雨のようです。雰囲気的に雨の量が少ない感じがします。やはり灌水の準備をしておいたほうが良さそうです。
週間予報です。
金曜日に雨マークがついていますが、ここもそんなに降らないのではないかと予想しています。
おしめり程度だと、灌水をしないといけないですね。
それでは。