先日の農テラスの動画です。
前のブログで農産物の価格は下がる傾向だと書きましたが、今年の夏については、私も山下さんの予想と同じく、価格が上がると思います。ドル円は夏になればさらに円安になっているでしょうし、現在のドル円の影響が、夏ごろぐらいからジワジワと出てくるだろうとみています。
で、価格が上がることはいいのですが、円安の影響でコストが今後大きく膨れ上がることが見込まれます。今の物価は3か月～半年前ぐらいの為替に影響していると言われていますので、4月に入ってからの急激な円安の影響というのは7月末ぐらいから徐々に出てきて、今後も円安が加速していくのであればそれと同じような加速感で値上がりしていきます。
・・・本来ならば、先日の日銀の発表で利上げがあれば、これから起きる最悪の事態は回避できたと思いますが、ここからはほぼチキンレースですね。コストアップに耐えられないところから順番に倒れていくことになります。まぁ、日銀が利上げを発表していたとしても、負債の利払いがきついところから順番に倒れていくので同じと言えば同じなのですけどね。ただ巻き込まれる人の数が違うだけで・・・😅
今、新規就農を目指す人はかなり大変だと思います。設備に対しての補助金をもらおうと設備の見積もりを取っていくことになりますが、値上がりのスピードが速いので、補助金の申請が通っても値上がりで設備が買えないっていうことが発生してきます。どうしても就農したいのであれば、申請する補助金額の半分ぐらいの自己資金は持っておいたほうが良さそうです。例えばですが、設備に1000万円必要であるならば自己資金に500万円、設備に1億円必要であるならば自己資金として5000万円ぐらいは用意しておく必要があるかと思います。
・・・賃金が上がったことによる景気に沸くのは、今年の夏ぐらいまでかと感じます。そのあとは深刻なスタグフレーションが起きるのではないかと予想しています。ただ、アメリカ大統領選の結果によっては変わるかもしれませんね。
それでは。
