ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

私の資産運用~研修中から就農までの話

おはようございます。

 

資産運用の話です。

 

農業をする場合、資産運用をしたほうがよいと以前書きました。自営業、自由業、フリーランスなど、サラリーマンみたいな安定した収入が得られない人が、資産運用をしないというのはかなりリスクがあると考えるのです。

 

収入が少ないのに資産運用するなんておかしいのでは?っていう人もいるかもしれませんが、収入が少なかろうが資産運用は出来ます。支出を減らせば、貯蓄に回せるお金が出来ますので、そういう形でタネ銭を作り出します。

 

収入が少ない時期は、資産運用でも出来るだけキャッシュフローが良くなるような運用を心がけます。特に農業の場合、売上があるときと無い時がありますので、サラリーマンのように毎月安定的に収入があるような感じにしていくと気持ちが楽になります。

 

私が就農する前は、手持ち資金300万円を就農のための資金にするのではなく、すべて生活費に充てるつもりで考えました。ただ、300万円をそのまま銀行口座に入れておくと無駄に使ってしまう可能性があります。そこで全額を毎月分配型の投資信託に入れたんですね。毎月分配型だと毎月お金が入ってくる感じになるので、少し安心感が出てきます。

 

しかし毎月分配型の投資信託というのは、タコ足配当と言われるように、元本を取り崩すものが多く、資産を増やすことに適しません。でも、最初から取り崩す目的の資金であれば、毎月収入があるような感じになるので、安心感を得られることを考えれば選択肢の一つにしてもいいと思います。

 

で、その毎月分配型投資信託の分配金の範囲で、出来るだけ毎月の支出を抑え、出来れば少しでも貯蓄に回し、運用していきます。私の場合、最初はほとんど貯蓄が出来ませんでしたが、生活に必要なものを楽天やポイントがたまるお店で買い物をすることで、ポイントで支出を減らしたり、ポイントそのものを投資にまわしたりしていました。

 

で、研修期間中の補助金は手を付けずにそのまま貯蓄するようにします。人によっては研修期間中の補助金は就農時の資金に充てることを考えている人もいるかもしれません。が、出来るだけ就農時の資金は設備購入のための補助金や借金だけでやったほうが良いと考えます。何故ならば、就農してもうまく行かずに撤退しなければいけないこともあり得るからです。借金は返していく必要がありますが、借金以上の利回りで資産運用できれば、借金をしたほうがお得です。

 

就農後、研修中にためた補助金はすべて投資に回します。私の時は消費税が10%になった時ぐらいだったので、株価も低く、出来るだけ高配当株に投資しました。これが今になって生活を支える基盤になっている気がします。

 

就農後の補助金は生活費ではなく、完全に事業(農業)に使います。何故、研修中と就農後では補助金の使い方を変えているのかというと、研修中の補助金は雑所得扱いで、就農後の補助金は事業所得になるからです。控除額がそれぞれ違いますので、控除額を考えながらお金の使い方を計画していきます。

 

所得税額がどれくらいになるのかは、研修中から常に意識するようにします。収入が少ない間は、所得税よりも住民税や国民健康保険税国民年金の支払いがかなり手痛いと感じます。国民年金はともかく、住民税と国民健康保険税は前年の所得で変わってくるので、出来るだけ負担が少ないように支出の調整をしていく必要があります。

まぁ、私の場合、医療費控除がデカかったので、住民税は意外と少なかったですが。😅

 

国民健康保険税は、研修初年度については前職の健康保険を任意継続しました。前職の健康保険を任意継続したほうがいいのか、それとも国民健康保険税に切り替えたほうがいいのかは、一度市役所に行って、国民健康保険税がどれくらいになるのか試算してもらって、任継続の場合との金額の比較をしたほうが良いです。

私の場合、任意継続が38万円で、国民健康保険税の場合は45万円だった気がします。なので任意継続のほうが安いなぁということになりました。

 

国民年金については、研修中は収入が無いことを理由に免除の申請をしたほうが良いです。私の場合、途中でiDeCoがやりたくなったので、最初免除してもらっていたのを途中で全額納付に切り替えました。

国民年金を納付する場合、出来るだけ前払いをしていくほうがお得です。今は2年前納のクレジット払いにしています。クレジットも年金の支払いでもポイントが付くもので支払います。最近は年金の支払いでポイントが付くクレジットカードが減ってきているので注意が必要です。

 

とりあえず私のやり方をつらつら書いてみました。

今は私と同じやり方が出来ないものもあります。なので、出来るだけ資産運用に興味を持って情報を集めて、今に合うやり方を見つけてください。

 

それでは。