ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

田中先生が丘陵地に戻ってきた

昨日、元カレッジの講師であった、田中先生がやってきました。

田中先生は嶺南に転勤されたと聞いていたので、何かの用事でこっちに来たのかな?と軽い気持ちで会いました。で、田中先生だけでなく果樹担当の吉田さんや林先生も同行。久しぶりの丘陵地を回っているのかな?っていう感じでした。

 

積もる話でもするのかな?と思えば、私が梨を辞めたいという話を聞いたというところで、話が聞きたいとのこと。先日、成田さんに梨を辞めたいという話をしたことを聞いたのかな?と思い、ちょうど吉田さんもいたことから、何故、梨を辞めたいのかを話しました。

 

理由は大きく2つあります。

 

一つはすいかの作業と梨の作業がかぶってしまうこと。

加戸の人は皆、梨以外の作物も作っていて、作業もかぶることを知っていたので、私も出来るのかなと思っていました。ところが今年、すいかの苗がものすごく早く来たことで、梨の摘蕾作業が出来なかったところからどんどんと梨の作業が遅れてしまい、梨の一次摘果ぐらいまでしか出来ませんでした。

作業がかぶるという理由だけなら、作業を細かく分けてやるという方法もあるのですが、それが難しくしているのが、もう一つの理由です。

 

もう一つの理由が梨畑が作業動線上になく、離れた場所にあること。

 

作業動線上に梨畑があれば、忙しくても作業の合間に梨畑を見に行くことが出来ます。ところが今年は完全に作業動線上から離れた場所になってしまい、なかなか行けない状態になっていました。昨年は池上ですいかを作っていたのもあり、池上のすいかの作業をしてから、梨畑へ向かうということもありました。今後、池上や加戸での作業は減って、おそらくですが農地を広げても梶や海沿いになっていくだろうと予想できますので、離れた農地は少しずつ手放していきたいというのもあります。

 

以上2点が主な理由。まぁ、積もり積もった細かい理由もありますが、その細かい理由が経営上問題なのかと問われると、ちょっと違うかなぁ・・・というのがありますね。😅

 

で、田中先生は出来れば梨はやめない方向になればいいなぁと考えていたようでしたが、私が経営上難しいと話したところ、それじゃあ仕方がないよねとなりました。

ただ、私が梨を辞めた場合、即、梨の木を切ってしまうのではないかという恐れがあって、それは回避したいとのこと。今、梨畑の面積が減ると、加戸池上地区の梨に関わるすべての補助事業が止まってしまうからです。まぁ、私としては事業が止まるのは仕方がないと思っているのでどうでもいいのですが。😅

一番影響の大きい事業はSSの更新でしょうか。これも凍結となる可能性はあります。

 

ここまで来て、ん?なんで田中先生がそんなところまで心配するのか?という疑問が出て、最初に頂いた名刺を改めて見てみると、あれ?丘陵地の課長になっているじゃないですか。😅

なるほど、今日は仕事で会いに来たのね・・・と、ちょっと寂しい気持ちにもなりましたが、久しぶりにお会いできてうれしかったです。カレッジ時代のように、飲み会に誘うっていうことはなかなか出来ないかもしれませんが、ちょくちょく話に行ける人が出来てうれしいですね。

 

それでは。