ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

JA賦課金に思うこと

資金繰り表の続きといきたいところですが、少し話題を変えます。
資金繰り表の作成の中でも話をした「JA賦課金」について思うことをつらつらと書きます。

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賦課金にかかわる耕作面積の確認

8月上旬にこういった書面が送られてきます。営農指導課から送られてくるということは、賦課金は技術指導料として徴収している感じです。
また畑作や水田だけでなく畜産も賦課金を取っていることが分かります。

以前、カレッジ卒業生で作ったLINEに賦課金の話を投稿した時に、今年新規就農したメンバーは誰も賦課金の存在を知りませんでした。これにすごく違和感を感じたのを覚えています。つまりJAは組合員として登録する際に全く説明をしていないということなのです。

 

新規就農して「実はこういったお金を徴収するんだけど・・・」っていう話が、結構多く、こちらとしては聞いていないよ?ってびっくりすることがあります。まぁ、地域や自治会みたいなものの話であれば、言い忘れていたのかな?って思うのですが、JAとなると仮にも営利を求めている団体・組織のはずですので、忘れていたではおかしいと感じるのです。

忘れていたというより、賦課金について「説明できないお金」ではないかと感じます。仮にそれが真であれば、組合員登録の際に説明をしなかった理由は分かります。説明が出来ませんからギリギリまで黙っているのは当然でしょう。もちろん(説明が出来ないという)重要性が低いので説明を忘れていたというのも納得できます。

 

金額が低いからいいじゃんっていう人も結構いるのですが、はたしてそうでしょうか?

こういった少額の説明できないお金が発生しているのは、たぶんJAに対するチェック体制が出来ていないからだと感じます。知らないうちに訳の分からないお金を、組合員から詐取できる体制になっているということを、組合員は自覚しなければいけないと感じます。

さて賦課金の技術指導料として妥当なのかという点ですが、うーん微妙って感じです。

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露地すいかの情報

こういった情報を農林事務所と連名で出していて、まわりの状況を知るという点では、技術指導料は妥当かな?と感じます。ただ、技術指導料は耕作面積に対してですので、面積が広がれば広がるほど、その妥当性は薄れてきます。

ある程度大規模農家になるとJAから離れていくのも納得できる感じがします。

とりあえず思っていたことをつらつらと書きました。
それではこの辺りで。