ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

池上の梨組合総会に出席しました

朝から寒いですね。雨みたいな雪が降っています。

 

昨夜は池上梨生産組合の総会でした。

私は今回の総会が最後の出席となります。

 

今回の総会には、本当は出席しなくても良かったのではないかという話もあるのですが、私が在籍した年度の決算と私が抜けた後の組合がどうなるのか、確認をしたかったというのがあって出席しています。

 

さて、決算については特にいうことはなかったです。ただ、毎度思うのが気持ち悪い貸借対照表だなぁと。😅

たしかに貸方借方それぞれの合計が合わないといけないというのが基本のルールではありますが、貸方借方の勘定科目が全く同じなのは、ちとまずい気もします。本来ならば貸方に資産、借方に負債と純資産を入れるべきで、貸方借方ともに資産の内容が書いてありますから、もはや貸借対照表を作らなくてもいいのではないかという感じです。まぁ、例年この貸借対照表が付いているということは、「俺、簿記知っているんだぜ♪」っていう人がいて、わざわざ蛇足で付けたのがそのまま使われているのではなかろうかと思うのですが・・・ちょい気持ち悪いかなって感じです。

この貸借対照表の問題点としては、仮に負債が発生した場合、貸方と借方の合計が合わなくなるという状態になります。まぁ、組合員から集めたお金と補助金の範囲で運営しているので負債が発生することはまずないでしょうから、問題が発生することは無いかと思いますが・・・気持ち悪いです。😅

 

で、予算です。

 

私ともう一軒、梨を今季限りで辞められるということで、その分の収入が減らされているか確認します。

 

まず、2軒辞めるという情報がありましたが、徴収する組合費は面積割りなので、減少する面積を出します。

 

計算しやすいSS準備金を使うとこんな感じ。

 

(減少する予算額)20,498円 ÷ (面積当たりの金額)3,400円/10a

         =6.029反

 

減少面積は約6反です。

 

次に組合費です。

これは戸数割と面積割があって、面積割でも池上の人とそれ以外で料金が変わってきます。ちょっとややこしいですね。

 

さて、きちんと予算の減額が出来ているか確認してみます。

まずは戸数割。

(減少する予算額)30,144円 - (戸数割)3,000円 × (戸数)2/戸

        =24,144円

 

次に面積割。

(減少する予算額)24,144円 - (反別割)3,000円 × (面積)6.029反

        =6,057円

 

6,057円は区外者分となります。うちは2反分だったので、本来ならば12,000円(正確には12,114円)です。

6,057円というと半分なので、減額してくれたのでしょうか?

総会中に電卓をたたいて、おかしいぞ?と思いましたが、まぁ、いいかって流しました。😅

ちゃんと来年度分を徴収したら異常に気が付くでしょう。気が付かなければ、毎年、私から余分なお金を取っていたことになりますね。

(追記)間違っていないようです。反別割+3,000円で区外者割になるようです。

 

あとは特に問題なかったです。

 

次に農林事務所からの話です。

中国産の花粉が使えなくなったということで、花粉の自家採取をすることになるのですが、新興梨の木が少ない園が多いようです。で、その対策として、豊水の切り枝による受粉が出来ないかと現在実験中だそうで、上手くいけば今年の11月ごろにマニュアルの作成および切り枝の管理方法の説明、来年の3月に切り枝を使った受粉講習会を行うそうです。

 

最後にJAから産地計画についてです。

ざっくりいうとこれ以上、栽培面積を減らすなということのようです。
園芸カレッジ生をあてにしているようですが、はたして池上地区を選んでくれるかな?というところは疑問だったりします。うちに仮に相談があった場合は、池上地区で梨をするのであれば池上地区で家を借りて住むことを話すかな。そうしないと何かと区外料金が発生し、面積が増えるたびに負担が重くなるシステムなので。

池上以外で住む場合は、あわら方面の梨畑を借りたほうが、お金のトラブルは減るかと思います。

 

そんな感じです。

それでは。