ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

農業収入が無くても生活が破綻しない仕組みづくりが鍵になる感じがする

雨です・・・雨が止むまで、家で事務作業しようかと思います。

 

昨年の剪定、誘引の記録を見返してみました。昨年は剪定と誘引を分けて作業していて、先に剪定を済ませていました。剪定は1月31日で終わっていて、誘引は3月18日で終わっていた感じです。今のペースで進むと2月後半までには終わるかな?というところなので、昨年よりはややペースが速いのかな?って感じます。しかし、防鳥ワイヤー張りやすいかの片付け、準備・・・といった作業を考えると、早くしないと作業が遅れだしますね。

 

ダイヤモンドオンラインの記事でこんなのがありました。

 

diamond.jp

 

三国町池上出身のマイファーム代表、西辻さんが書いている記事です。有料記事なので、無料部分しか読んでいないのですが、おそらく行政が今やっている農業による移住者集めに対して警鐘を鳴らす内容なのではと思います。

 

私もこのブログで話していることですが、今、坂井北部丘陵地ではまとまった農地っていうのがありません。1反、2反の小さな畑なら空いていたり、長期間放置されててすぐに農業が出来ないような土地なら空いていたりします。

 

私が就農する直前ぐらいまでは、空き農地っていうのがまだ存在していたようで、そういった農地は区外の業者が蕎麦を植えて使っていたようです。今はその蕎麦畑もほとんどなくなり、代わりにネギになりました。

空いていると思われていた農地が、ほぼ大規模化する農家さんや法人によって埋まったわけです。

 

大規模化する農家さんや法人が農地を広げていくことに関しては、ビジネス上、仕方がないもので、あとから来た人間がとやかく言う話ではないのですが、問題は農地がほとんどないのに、農業による移住者を増やしていること。

 

移住する人が別の収入源を持っていて、半農半Xみたいな農業をしたいというのであればいいのですが、農業だけでやっていきます!という人にとっては、農地がほとんどないということが最終的に生活が破綻することが確実に予見できる状況だということなのです。まさしく地獄への一本道だということになります。

 

これからどうしても福井で農業がしたい!という人は、まず農業収入がほとんどなくても生活が破綻しない仕組みづくりが大切です。前半、ネガティブに煽ったので、後半は少しポジティブな話をしておきます。

 

実は、今の世の中、工夫次第で簡単に副業出来たり、生活費を抑えることが出来ます。また、まだ金融資産課税の増税が決まっていないので、今からでも手元にある現金を株式や投資信託といったものに変えるだけでも、配当や分配金を得やすい時代なのです。

私が20代のころ、証券会社の口座を開いても、何かしら窓口に行かないといけなかったのですが、今はほとんどオンラインで手続きできます。知識さえあれば生活が破綻しない仕組みを作れたりします。その仕組みは人それぞれなので、どういったやり方が自分に合うのかを調べるために、常に勉強する必要はありますが。

 

あと現金ではないものによる購買が可能な時代です。代表的なのはポイント制度。私の場合、楽天ポイントをメインで使っているのですが、三国町やカレッジのあるあわら市周辺では楽天ポイントによる決済ができるお店が結構あったりします。これを活用すると例えば農業用資材を購入して、溜まったポイントで軽トラのガソリンを入れることが出来ます。

 

福井に限らず、これから農業をしたい人は、まず農業収入が無くても生活が破綻しない仕組みづくりをしてほしいなぁと思ったりします。

 

それでは。