ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

食料危機は言い過ぎ、煽りすぎ

ビール飲んでます。温泉に行く前にYouTubeを見てたのですが、ようやく食料危機が起きる可能性は低いって話をする人が出てきてくれました。てか、食料を作っているのは国内の農家さんだけではないので、普通に考えたらそうそう食料危機なんて起きることはないだろうと分かると思うのですけどね。

 

海外が食料を売ってくれない場合は?とかいう話もありますが、国際法とか人道上、食料危機に瀕した国に対して、支援をすることになっているはずです。まず、世界の仕組み上、資金力がある国で起きることは考えにくいです。また、食料は資産として保存することが難しいので、人口が多い先進国はむしろ自国で生産する農産物が余りやすく、売りたいっていう国が多いかと思います。アメリカとか中国とか、ね。

 

今回、肥料の材料となる資源を中国が自国優先で供給することにしたことで、肥料が手に入りにくい、もしくは肥料の値段が上がってしまったってことになったわけですが、国内の在庫や中国以外の国の在庫とかあるので、全く手に入らないっていう状態ではないと思います。YouTubeで食料危機は起きにくいと話していた動画では、JAや農林水産省が何とか確保に走るって話をしていた通り、何とかなるよう、関係機関が必死になって動き回るはずなのです。

 

もちろんそれでも肥料の確保が出来ないっていう農家さんもいるかもしれません。ただ、この肥料不足の状態が恒久的なのかまだ未定なので、今回肥料が確保出来なかったら、一時的に減産をしたうえで挽回策を立てるなり、知り合いの農家さんで余っている肥料を分けてもらったりと、いくらでも経営努力って出来ると思うのです。肥料不足になってまだ数か月しか経っていない現状で、食料不足になるって話すのはちょっと気が早い感じがしますね。数年にわたって肥料が足りないっていうのであれば食料不足になるっていう話も現実味が帯びてくるかもしれませんが・・・まぁ、そのあたりは国もバカではないので、他国へ支援を求めるでしょう。

 

今回の食料危機で、個人的に腹が立っているのは、自分とこの状況や自分の周りだけを見て、食料危機だって煽っているのが許せなくて。いやいや、全国の農家さんをよく調べてみ。そんなに焦っていない農家さんもいますよ。その違いは何か。それは現状をどれだけ分析できているかというところだと思います。日本の農家がダメならば海外の農家がビジネスチャンスとして押し寄せるし、肥料の確保出来なくて離農する農家さんが増えたら、農産物の価格が上がるチャンスとしてとらえることも出来るし。全体がダメかどうかは、全体を見ることができる立場の人でないと、分からないと思いますよ。少なくとも一農家が食料危機になるかもしれないって判断すること自体、浅はかで人心を惑わす愚かな行為にしか思えないのです。

 

肥料が買えないとか、肥料の値段が上がって経営が苦しいって話す分には、事実なのでいいのですけどね。食料危機は言い過ぎ、煽りすぎ。はっきり言って、こういう嘘をつく農家さんはさっさと農業を辞めてほしいなぁと個人的には思ったりします。

 

・・・少し酔いが回ってきました。鬼滅の刃を見てから、寝ます。

おやすみなさい。