ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

お手上げなのです

今日で、梨の剪定・誘引は終わりました。昨年は3月4日までかかっていましたが、約1か月弱早く終えることが出来ました。

 

意外な話ですが、剪定を開始したのは前回と同じぐらいの12月。ただ、前回よりも枝を切る判断が早くなったので、だいぶ早く終わったのかな?という感じがします。あと手伝ってくれる2人の存在も大きいですね。

 

前回よりも枝をさらに多めに切ったので、今後どうなっていくのか、よく見ておく必要があります。昨年は、実の付けすぎで黒星が発生し、幸水のほとんどを捨てなければいけませんでしたが、今年はあまり実をつけない方針です。下手すれば昨年よりも売上が下がる可能性もありますが、その分、他の作業に時間を回せるのであればいいかなって感じです。

何よりも黒星等で実を捨てに行く時間を減らしたい・・・これが一番の無駄なんです。

 

さて、今日、YouTubeで農業系の番組のほとんどが食料自給率やら食料備蓄やらの話をしていました。食料自給率や食料備蓄って、個人で何かできるもんじゃないと思うのですが。

 

根底にあるのは、資材や肥料、農薬もそうかな?価格の高騰があるのに農産物の価格が下がっている点。これってどうしようもないというか、農産物の価格が下がるのは、作りすぎが原因で、資材や肥料の価格が上がるのは日本以外の国の物価が上がっているのと、日本の円の価値が下がっているのと、日本の生産性が下がっているからで、今更どうにかしろって言われても、もうどうにもならん状況まで来ているんじゃないかと思ったりします。

 

少なくとも先の衆議院選挙で、この状況を変えられるチャンスがあったのですが、日本国民はゆっくりと日本国が悪化するのが確実な与党を支持したので、あとは座して崩壊するのを待つのみっていう段階にあるんじゃないかなと感じています。まぁ、野党が政権を取っても変わらない・・・というよりさらに悪化するっていう可能性もあるので、何とも・・・どうすればこの状況が好転するのか、まったく分からない時代になった感じがします。

 

農業系YouTubeの番組では、今の日本の農業を憂いているのだと思いますが、農業だけでなくすべての産業が、かなり絶望的な状況になりつつあると感じます。特に日本の経済を引っ張ってきた自動車産業はEVシフトで世界に追いつけない可能性があり、そうなるとさらに景気が悪化していくだろうなぁ・・・と。

 

なので、どの産業も絶望的なのだから、はっきり言って今心配しても、もうお手上げなんだと思うのです。人間、諦めが肝心。

 

で、今後、日本で生き残っていくには2つ選択肢があって、一つは超富裕層になるか、もう一つは超貧乏になるか。中間層が一番生きにくい世の中になっていくんじゃないかなって感じがしますね。私?私は超貧乏を目指すと思います(笑)

 

新規就農者の方にとっては、やり方次第でものすごくチャンスになる可能性はあります。これから先、離農する人が増えることが予想されるのと、ある程度大規模の農家が倒産していく可能性も出てくるからです。

 

ピンチをいかにチャンスに出来るか。

ゲーム感覚で楽しむぐらいが、ちょうどいいのかもしれません。