今日は早朝にスイカのわらいらず敷きの続きをしてから、梨畑で2次摘果の続きをしました。スイカの準備も進めないといけないのですが、梨畑もずーっとほったらかしにするわけにもいかないのと、吉田さんが手伝いに来てくれる貴重な日でもあるため、梨の摘果をメインで行いました。
梨畑での作業は1週間ほど行っておらず、今日見たらだいぶ実が大きくなった感じがします。そして黒星もだいぶ広がっている・・・。😅
今年の梨の収穫はほぼ絶望的なので、しょうがないかと黒星にかかった実をどんどん落としていくと、隣の畑の人がかなりイライラした感じでJAの人を呼びつけていた。
まぁ、うちがこれだけ黒星が出ているのだから、となりもおそらくだいぶ出ているんだろうなぁ。
JAの車が隣の畑の前に止まり、隣の人と話をしていた。「豊水がこのままだと全滅だ!キリがない!」という怒声というか、声を荒げていた。
しばらくして隣の畑からうちの圃場へJAの人らしき人がやってきたので、あ~うちの状態も見に来たのかな?と入口をみるとやってきたのはツヨシさんでした。
どうもとなりの黒星の広がりがすごいようで、6月に一度個人防除をしなければいけないかなと話していました。ツヨシさんとこも黒星が広がっているらしいです。
「ほかの人はどうなんだろう?」とツヨシさん。うちの向かいの梨畑は黒星は発生していないと聞いてますよっていうと、おかしいなぁ~なんでほとんどのところが黒星が発生していないのだろう?と。
とりあえず、この前に農林事務所の三輪さんが来て、黒星の状況を見てもらった時の話をしました。作業面でいつもと違う点として、ロボット草刈機による草刈りが変化点としてあるので、その影響もあるんじゃなかろうかと。
ところがツヨシさんの話では、それは昔から言われている『春先に病害虫が地面から上に上がってくる』という話で、雑草をわざと生やすことで病害虫を上にあげにくくするというのだけど、科学的な根拠がないとのこと。まぁ、確かに。黒星もカビみたいな胞子が付着することで発生することはわかっているけど、どういった形で付着するのか、明確な仕組みが分かっているわけではない。カビの一種なので、湿度や風といったもので広がるのでは?と推測されているだけで、本当にそうなのかがよくわかっていない感じがする。
仮に風で付着するのであれば、風下の梨の木はほぼ全滅していてもおかしくはないのだけど、黒星にかかっていない木もあるのが不思議なのだ。
もちろん黒星にかかっている部位を取り除いて、すべて圃場の外へ出していけば減る可能性はあるのだけど、カビであるならば梨の木以外にも付着している可能性もあるので、完全に取り除くのは不可能なんじゃないかとも思ったりする。
話を少し戻すが、黒星の発生している梨畑は少ないという話、最近、これは嘘なんじゃないかと個人的には思ったりする。実は多くの圃場で確認されているけど、大した量じゃないのと、黒星が発生していることが周りに知れたら、仲間外れになるという危機感から話をしていないだけじゃないだろうか?
もしそうだとしたら、この地域の梨はこの先、廃れていく感じがしてならない。
それでは。