今年の年末も牛乳が大量に余っているようですね。
牛乳も他の農産物も、需要に合わせて生産をするのはなかなか難しいです。供給が需要を上回れば、値段が下がっていき、それでも売れないものは廃棄することになる…。
国内で余った食品を海外へ売る手段が少ないものほど、いずれ国内で生産することが難しくなっていくだろうと思ったりします。・・・たしか生乳って、検疫上の問題が多くて取引が出来ない国が多かったように思います。
調べて見たら、生乳をLL(Long Life)牛乳に加工することで輸出できるところが増えるようですが、加工の過程で牛乳の風味が変わるというデメリットもあるようですね。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/nousui/yunyuukoku_kisei_kaigi/dai5/siryou4.pdf
また最大の取引相手国になるであろう中国にたいして、放射性物質の検査証明書の合意が出来ていないとのことで輸出が出来ないみたいなことも、上記のパワポ資料には書いていました。
なんかね、結局は政治力・外交力・交渉力が低下しているので、もうお手上げ・・・って感じのような気がしますね。
それでは。