ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

頼らないこと、しかし育ててくれた感謝は忘れずに

新規就農予定者の方との話の後、たまたま友人の塚っちゃんと会いました。

そこで新規就農予定者との話をしたのです。新規就農予定者との話の中で、塚っちゃんのことを思い出してしまったので。😅

 

里親さんとのトラブルで里親研修を辞めざる負えなかった塚っちゃん。就農直前に土地とハウスの賃料で折り合いがつかず、里親さんと関係が悪化しつつある新規就農予定者。どちらも似た感じがしたのです。

 

塚っちゃんのケースは、里親さんと完全に仲違いしたので、逆に良かったというか・・・問題は里親さんに頼っている・里親さんを信頼しているケース。里親さんに対して頼っていたり信頼している状態で、突然手のひら返しを受けた場合の絶望感は計り知れないです。

 

新規就農予定者の方は、里親さんから借りる予定の土地やハウスの賃料が、就農直前に3倍になったことで、ものすごく混乱しているようでした。まぁ、1年間、里親さんの下で仕事を教わってきたので、かなり信頼していたのでしょう。

 

新規就農予定者の方に、私からアドバイスしたのは、里親さんに頼らず一人で農業が出来るようにすること。

 

里親さんに頼ってはいけないことに気が付いたのは、里親さんの友人から私の農作業のやり方に対して「(里親さんが)怒っているぞ」と言われた時でした。その時の絶望感はものすごいもので、ここで生きていけないのではないかと思うほどでした。その後、里親さんから直接怒っているのかと聞いたときは、怒っていないと返してくれましたが・・・

その言葉を聞いたときに、少し安心したのもありましたが、怒っていないというのは実は私に対する方便かもしれないという疑いの感情もありました。で、何故そこまでの絶望感が出たのかと、自分自身を見つめなおしたところ、里親さんに頼りすぎているということに気が付いたのです。

 

普段、あまり里親さんと話すことはないのですが、里親さんの友人が私の行動に対して「(里親さんが)怒っているぞ」と私に注意するつもりで言ってきたのは、私が里親さんに頼っていることがもろばれであること、里親さんが私にとっての弱点であることに気が付いていること。それが分かったことで、里親さんに頼ってはいけない、里親さんから距離を取らないといけないと考えたのです。そうしないと里親さんを利用されることで私の行動が制限されてしまう。

 

生殺与奪の権を他人に握らせるな」

 

鬼滅の刃でも有名なセリフですが、弱点となるところをついてきて、無意識的に行動をコントロールしようとする人はいるので・・・

 

私の場合は、里親さんではない人からのケースでしたが、里親さん自身がその立場を利用して相手の行動をコントロールしようとするケースもあるわけで・・・

そうなった場合、最悪、言いなりになるしかないわけで・・・

 

それを回避するには、里親さんに頼らない農業を目指さないといけないのです。里親さんに頼ってしまうと、それに気が付いた人(里親さん本人もしかり)がそれを利用しようとしてきます。残念ながら、人は少しでも自らの立場を優位にしようとして、弱い立場の人を利用しようとするものだと感じます。梨の朝倉さんの件もしかり。それを回避するには利用されない状況を作る必要があり、またそれが出来ない場合は毅然と対応できる心構えが必要だと感じるのです。

 

・・・

 

しかし、里親さんにいろいろ教わった事実はあるわけで、その点に関しては感謝をしなければいけません。育ててくれてありがとうという感謝の気持ちを忘れずに、そしてこれからは一人で頑張る気持ちをもって、毅然とした対応をしていくしかないと、私は考えるのです。

 

それでは。