ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

モノとお金の流れは逆

朝から雨ですね。

今日は産業会館へ、スマート農業推進大会のイベントを見に行きます。

とはいえ、午前中はトラクターの自動運転とドローンが中心なので、それが終わるぐらいの時間に行こうかなって考えています。

 

今朝も動画の紹介から。


www.youtube.com

 

農業に参入しようとしている企業向けの動画なのですが、新規就農しようと考えている人も見たほうがいい内容ではないかと思いました。山下さんは農業関係者にとって耳の痛い話、嫌な話であるから農業関係者は見ないでくださいとしているのですが、それ(農業関係者にとって耳の痛い話)を理解しようとしない人が多いことが、今の農業がダメになってきている原因の一つではないかと、私は考えます。

 

動画の最初に出てくる「なぜ農業ビジネスで失敗するのか」というところで3つのリスクの話があって、今回の動画は1番目の「農業ビジネスの障壁」について話されています。

 

今回の動画で一番重要なところは「モノの流れとお金の流れは逆」というところ。これ、「モノの流れと情報の流れは違う」というトヨタ生産方式の発想とよく似ているという感じがしました。山下さんの話ではモノは1次産業から始まって、2次、3次産業へ渡っていき、最終的に消費者にわたるのですが、お金は消費者から始まって、3次、2次、そして1次産業へ渡ります。1次産業が受け取るのは2次、3次で手数料や生産コストを取り除いた最終的なお金になるので、やってられねぇよっていう人が増えるのではないかという話でした。

 

モノとお金の流れというのは、山下さんのいうとおりだと思いますが、だから1次産業はだめなのかということとは違う気がします。仮にお金の上流、つまり消費者により近い3次産業が一番儲かるのであれば、2次産業だってやってられねぇよってなってしまいますよね。

 

とはいえ、モノとお金の流れは逆ということは知っておく必要があると思います。

 

それでは。