ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

物価高騰のスピードが落ち着くまでは農業を始めない方が良い

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梶の畑です。

灌水ホースの設置をしています。

 

昨日の雨がしっかり降ってくれたので、しばらくは水をやらなくてもいいかな?と考えています。ただ、少し気温が下がった影響で、やや黄色に変色しはじてた株があるので、葉面散布による液肥を与えています。

 

さて、昨年の農業法人の倒産件数が過去最大になったというニュースがありました。

「農業の倒産」が過去最多!有名ベンチャーも破綻する“厳しい事情”とは?(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

 

記事では有名ベンチャーも倒産したとのことです。資材や燃料費の高騰、コロナによって資金回収が出来ない…といった感じの理由だったみたいですね。

 

昨年の倒産で増えたのが耕種農業で、一昨年は畜産業が多かったことから、少し倒産状況が変わりつつあるのかな?と感じます。

細かい業種としては「きのこ業」らしいです。少ないスペースで手軽に始められる農業としてかなり注目されていた感じでしたが、温度や湿度など環境制御による燃料の消費が負担となったようです。

 

あまりこういうこというとまた怒られそうですが、個人的には今後日本においてハウス栽培や環境制御型農業はかなりリスクが高くなると思っています。先日も強風で高知県のハウスに甚大な被害が出たとかありましたが、自然災害による設備の損害も増えるでしょうし、何よりハウスの資材や環境制御のための燃料、肥料が高騰していくので、どれだけコストがかかるのか、読みにくい感じに思います。

うまくいけばリスクが高い分、リターンもあるのかもしれませんが、失敗した場合は露地栽培と違って、悲惨な状況になりやすい感じがします。

 

昨日のブログでも書きましたが、今、農業をやるのはかなりのハイリスクです。せめて1年ぐらい物価が安定するような感じになるまでは、農業をやらない方がいいと感じます。今は、2〜3ヶ月おきに物価が上がるので、最初の見積もりよりも1.5倍くらい初期投資が増えたケースなんてザラにありますから。

 

それでは。