ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

資金繰り表の作り方ーその4-

9/4は地震と瀧のような雨で、びっくりしました。
地震の揺れがかなり大きかったので、何度か揺れが続けばうちも何らかの被害が出たんじゃないかと思います。

最近の雨は、変ですね。一気に降る感じで。排水が追い付かず、そこら中が水であふれていました。大根は平畝よりも高畝で播種するほうが無難なんじゃないかとあらためて感じます。まぁ、それでも「ここらあたりは大根を平畝で作るのが普通」って言ってくる人は多いかと思いますが。

生き残れる農家さんって、やはり気象の変化や市場の変化等、変化に敏感でそれに合わせて作り方を変えている感じがします。失敗することはあるかもしれませんが、試行錯誤を繰り返しながら変えています。昔ながらのやり方をかたくなに守るのは、もはや死を待つだけの状態のように感じますね。

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農業の資金繰り表(例)

さて、今回は農業の資金繰り表を作っていきます。

資金繰り表を作る前に、本当は作物ごとの経営試算と圃場ごとの作付計画を作る必要があるのですが、作れているものとして話を進めます。
資金繰り表の例ではかなりざっくりとした感じしか出来ていないので、漏れがある可能性がありますから、就農後の状況に合わせた資金繰り表を作成していきます。

生活の資金繰り表と同じように、まず項目の洗い出しを行っていくのですが、結構難しいです。作物ごとの経費に関しては、県の耕種基準の表を参考にするか、もしくは農業簿記の勘定科目、青色申告での収支決算書の科目を使うといいかと思います。
その他の項目については、地域や経営形態、自分自身のポリシー等で変わってくるので、それらに合わせて項目を作成していきます。

ちなみにですが、就農直前での私が作った資金繰り表はこんな感じになっています。

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就農直前に作った資金繰り表の項目

就農してから半年以上たち、結構漏れが発生しているなぁということで、今回はさらに細かく作ってみました。

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現在の資金繰り表

うわぁ、細か(笑)
これでも、たぶん漏れがあるかもしれません。気が付いた時に予測の修正をすることで、資金の枯渇を防ぐことが出来ます。

Excelでの表の作り方は生活の資金繰り表と同じ感じで作っていきます。

資金繰り表のサンプルを置いておきますので、良かったら参考にしてみてください。

次回は入力をしながら、各項目の簡単な説明をします。園芸カレッジでは教えてもらえない支出もあるので、参考になればと思います。

それでは。
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